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芹沢太麻樹がコースレコードではじめてのポールポジションを獲得!!

 全日本のスーパーバイクとしてはこのレースが開幕戦だが、2週間前にワールドスー パーバイクのSUGO大会が行なわれ、ファクトリーライダーの多くは、今シーズン2レー ス目となる。初夏を思わせる暑い日差しを浴びた路面は温度があがり、タイヤセレク トが難しい。しかし、今年から予選時間が45分と長くなり、タイヤ本数の制限がなく なったため、各車とも、この予選時間を使って決勝へ向けて、タイヤのセレクトや足 回りのセッティングなど、これまでとは違う組み立てを行なうことができる。  シーズンオフのテストから絶好調で、SUGOスーパーバイクで2レースとも優勝した 玉田誠が予選1回目、何度かのピットインのあとに57秒012をマーク。コースレコード を破り、予選1回目のトップタイムをマークした。2番手は吉川和多留、芹沢太麻樹、 梁 明と続くが、ここまで100分の7秒差で接近している。  午後から行なわれた予選2回目は、予選時間半ばから動き始めた。まず、芹沢太麻 樹が56秒8をマークして午前中に出した自分のコースレコードを破る。続いて吉川和 多留が56秒730をマークしてトップに立つが、すぐに芹沢が56秒605を出して、スーパー バイクで初めてのポールポジションを決めた。吉川が2番手、3番手にスズキの開発ラ イダー渡辺篤がつけた。グリッド1列目の最後は梁明で、5番手の辻村猛がつけた。辻 村までが56秒台。6番手にはディフェンディングチャンピオン、井筒仁康がつけた。 井筒はこのタイムを出した直後に転倒し、検査のためにそのまま病院へ搬送された。 今日の決勝が心配される。玉田は予選2回目の途中で転倒。再スタートしたが7番手に つけるのが精一杯だった。
(青木淳)

   
   
   
   
 
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