武田雄一(ホンダ)が今季2勝目で、ポイントランキングでのリードを広げる
決勝レースでは。スタート直後から、武田雄一(ホンダ)、奥野正雄(ヤマハ)、長谷川克憲(ホンダ)の3台がトップ争いを展開。特に奥野はトップに立つと迫る武田を抑えながらトップを走行。4周目には、高橋英倫(ヤマハ)もこの集団に追い付き、4台によるトップグループを形成し、ポジションを変えながら周回を重ねていく。
一旦は奥野からトップを奪った武田だったが、熱くなった気を鎮めるために一旦4位へ後退。しかし、8周目に再び武田が4番手から一気にトップに浮上し、後続を引き離していく。10周目には、3位走行中の奥野の転倒に4位の長谷川がからみ、この2台は戦列を離れてしまう。これでトップの武田は独走体制に入り、ペースを上げた武田が優勝。2位には高橋、3位には鶴田竜二(カワサキ)が入った。
●ライダーのコメント
優勝 武田雄一(ホンダCBR600F4i/チーム桜井ホンダ):
序盤は意表をつかれたが、追いつく自信はあったので離れても問題ないと思っていた。リズムが乱れペースが上げられなかったので、落ち着くために一度後ろへ下がった。今回は少し余裕があった。しかし、次の鈴鹿はマシンの差が出てくるので、確実にやらなければいけない。
2位
高橋英倫(ヤマハYZF-R6/MOTOREX DAYTONA):
追い上げででタイヤを使ってしまった。武田選手に追いついてからは、バイクセンサーが飛び、右コーナーでのバンクができなくなった。今回は親指の骨折でブレーキングがつらかったが、体調が万全なら大丈夫だと思う。
3位
鶴田竜二(カワサキZX-6R/TRICK☆STARレーシング):
予選で転倒してしまった。次のレースまで期間があるので、その間にしっかりデータを取りたい。
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