唯一の58秒台を叩き出した武田雄一がポールポジションをゲット!!
早くも3戦目を迎える全日本ロードレース選手権シリーズのST600クラス。これまで、SBクラスとのダブルエントリーで参戦するチーム桜井ホンダの武田雄一と、参戦8年目にして初めて全日本で優勝したレーシングチームハニービーの長谷川克憲が1勝ずつ分け合っている。
40台のエントリーを集めたこのST600クラスは、他のクラスと違い予選セッションは1度きり。そのため、序盤から激しいタイムアタックが開始された。
タイムアタック中に、TEAM GREENの岡田晃範や、TRICK☆STARレーシングの鶴田竜二らが転倒。マシンの性能差が少なく、ベテランやルーキーが入り交じっていることから、このクラスの接戦ぶりを物語っていた。
最終的に予選トップタイムを叩き出したのは、長谷川を1秒073ほど引き離した武田。武田は練習走行の時点で59秒台に突入していたほど絶好調。長谷川は転倒とコースアウトを喫し、8周だけの周回。しかし、4周目に出した1分59秒714で2番グリッドを獲得した。3番手にはヤマハYZF-R6を駆り1分59秒893のタイムを出した、dope・526・Vritzの奥野正雄が入った。鈴鹿でポールを獲得したGMD
SUZUKAの八木孝弘は、2分00秒128で4番手となった。
武田は、「セッティングが詰められれば57秒台もいけたはず。ダブルエントリーは気が抜けないので、自分にとっていいかもしれません。決勝は12周しかないので予選みたいなもので、何もなければきっとトップになれるはず。」と、自身たっぷりのコメント。
ST600の決勝は、ピットウォークが始まる前の10時40分からスタートする。600ccの接戦のバトルは見逃せない!
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