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2001 R2-1 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦
もてぎスーパーバイクレース
■開催日/予選:6月23日(土)、決勝:6月24日(日) ■天候/予選:曇り、決勝:曇りのち晴れ
■開催場所/ツインリンクもてぎ(4.801379km) ■観客数/予選:4,000人、決勝:11,000人

梁明(スズキ)今季2勝目、加賀山就臣(スズキ)が2位入賞で、スズキ1-2フィニッシュ!!

 予選4番手の山口辰也(ホンダ)がホールショットをとり、芹沢多麻樹(カワサキ)が続く。スタートで出遅れ3位まで順位を上げていた、ポールポジションの玉田誠(ホンダ)は3周目に転倒。レース前半は、山口がトップでレースをリードし、2位梁明(スズキ)、3位 加賀山就臣(スズキ)の順で周回を重ねる。

 レース中盤には、前を行く3台に井筒仁康(カワサキ)が追いつき、トップグループは4台となる。13周目、加賀山が山口を抜きトップに浮上。梁も2位にポジションを上げる。山口との差を詰めていた井筒は、15周目に転倒。スズキの2台が競り合いながら、後続を引き離しにかかる。ラスト2周で梁がトップに浮上。そのまま逃げ切り、今季2勝目を獲得した。2位は加賀山、3位には山口が入った。最終ラップまで繰り広げられた4位争いは、芹沢が吉川和多留(ヤマハ)を抑えきった。S-NKは、総合8位の出口がクラス優勝となった。


●ライダーのコメント

優勝 梁明(スズキGSX-R750/チーム スズキ):
 これまで、もてぎでのセッティングをなかなか見つけられなかったが、今回はいけるんじゃないかと思っていた。加賀山選手の後ろを走りながらバトルをしている時は、色々考えた。しかし、全力で走ることが一番であり、その結果の2位は納得できると思ったので前に出た。前に出た瞬間、加賀山選手の走りが乱れ、そのアドバンテージをゴールにつないだ。最終ラップは、ポイントを抑えればいけると思っていた。玉田選手がいれば、また違う展開だったと思う。

2位  加賀山就臣(スズキGSX-R750/チーム スズキ):
 作戦は二の次で、目一杯持ってる力を出し全力で走ろうと思っていた。梁選手が後ろに来たことは、ボードで確認し、梁選手のスタイルは理解しているので、ミス無く最後に勝負をしてくるだろうと思っていた。体力の続く限り走るぞと思っていたが、フロントタイヤを使い過ぎ、抜かれる前あたりから何度も転倒しそうになっていた。結果的には2位となったが、思い切り走れ、よかった。必ず、今年中に初優勝してみせる。

3位  山口辰也(ホンダVTR1000SPW/チーム キャビン ホンダ):
 久しぶりの表彰台は嬉しい。しかし、今回は玉田選手が転倒し、去年(の表彰台)も前を行くライダーの転倒によるものだったので、まだ自分の実力で上がったものではないと思う。決勝レースは予選のつもりで走ったが、なかなか1分52秒台まではいかなかった。スタートについては、メカニックたちに予選のポジションを落とさず帰って来いと言われていた。スタートでいつも失敗していたが、最近はよい感じになってきている。それは自信になった。

   
       
 

予選では自ら持つレコードタイムを更新しポールを獲得した玉田誠だが、3周目にまさかの転倒、リタイアとなった

ロケットスタートを決めホールショットを奪ったのは山口辰也(#55)。その後に芹沢太麻樹(#6)、井筒仁康(#1)が続いた

 

1周を終えメインストレートに戻ってきた時点ではトップグループは変わらず。4番手には武田雄一(#11)がつける

 

武田はタイムが上がらず、10周目にはヤマハの2台(吉川和多留#5、辻村猛#10)にも抜かれてしまった

山口に加賀山就臣(#7)と梁明(#2)が一気に襲いかかる

 

レース後半には吉川が芹沢に追いつき、4位争いが展開された

 

S-NKクラスを制したのは出口修。今季初優勝にほっとした様子

12周目までトップを守っていた山口は、昨年開幕戦鈴鹿2&4以来の3位表彰台をゲットした

 

理想通りの展開に持ち込めたという梁が今季2勝目を上げた。チームメイトの加賀山、鴨宮監督と、1-2フィニッシュに歓喜

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