玉田誠が接戦を制して、全日本今シーズン初ポール!!
今シーズン、関東での2回目となる第4戦は、スーパーバイククラスは3戦目となる。今年のスーパーバイククラスは、1戦目の筑波から大混戦。芹沢太麻樹(カワサキ)がポールポジションを獲得、優勝は梁 明(スズキ)、2位に玉田誠(ホンダ)、3位に吉川和多留(ヤマハ)だった。続く鈴鹿200kmでは梁がポールポジション。決勝では玉田誠(ホンダ)が優勝し、吉川、井筒仁康(カワサキ)の順でチェッカーとなった。4メーカーのマシンが入り乱れて、だれが勝つか分からないレースが続いている。
金曜日に行なわれた合同テストでは、玉田が好調で、2回のセッションともトップタイムをマークした。今シーズンから全日本のスケジュールが変更になり、金曜日に2回のテストセッション、土曜日に45分の予選が2回行なわれる。午前中の予選1回目、トップタイムを出したのは梁、続いて玉田、加賀山就臣(スズキ)。梁と玉田は1分51秒台を出したが、玉田自身が持つコースレコード1分51秒545には届かなかった。予選4番手には、今年からファクトリーマシンが与えられた武田雄一(ホンダ)、芹沢が5番手でここまでが1分52秒台の前半のタイムをマークした。井筒は決勝用のセットアップを行ないながらの走行で8番手タイム。ヤマハ勢は吉川が7番手、辻村猛が9番手と振るわない。エンジン、サスペンションとも、もてぎでのセットアップが進んでいないようだ。
午後からの予選2回目、30分を過ぎたころから、各ライダーともタイムを詰め始めた。まず、芹沢が51秒782を出してトップに踊り出る。続いて井筒が51秒376のコースレコードを出してリーダーボードのトップに立った。最終ラップ、加賀山が51秒390で井筒に続いてコースレコードを更新したが、最後にチェッカーを受けた玉田が51秒313でポールポジションを獲得した。ワールドスーパーバイクではポールを取った玉田だが、今シーズン全日本では初ポールだ。1分51秒台に7人が入る、大接戦の予選だった。相変わらず、だれが勝つかまったく予想のつかない予選結果となった。
S-NKクラスは、出口修(スズキ)と北川圭一(スズキ)の二人がコースレコードを更新、100分の1秒差で並んでいる。二人の一騎打ちが楽しみだ。
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