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梁vs玉田、最終決戦!! 初タイトルを手にするのはどっちだ!?

  全日本ロードレースは、いよいよ最終戦を迎えた。タイトル争いは、今年も最終戦にもつれ込んでおり、ランキングトップには、チームスズキの梁明がつけ、これをキャビンホンダの玉田誠が13ポイント差で追っている。もし、玉田が優勝しても、梁は4位以内に入ればタイトル決定となるだけに、有利な状況だと言えるだろう。

 予選では、その梁が自身の持つコースレコードを更新する2分6秒406をマークし、ポールポジションを獲得。一方の玉田は、2分7秒237と7秒を切れずに6番手スタートとやや苦しい状況だ。梁は、予選1回目にタイムを出し、予選2回目は決勝に向けてのセットアップに集中している。「(タイトルのことは)考えてもしょうがい。いつも通り勝ちを狙うだけ」と梁。玉田も「(タイトルのことは)全く考えていない。勝つことしか考えていない」と真っ向勝負の構えだ。

 注目は4番手に着けたケンツの北川圭一だろう。第3戦鈴鹿200・でも、ワークスと互角の走りを見せてきたが、その後は、マシンの買い取りもあり、思うような仕様での参戦ができていなかった。前回のSUGOから、マシンは再びフルスペックとなり、この最終戦鈴鹿に焦点を合わせてきた。北川本人も、ワークスに付いていくのではなく“ぶち抜く”と表彰台の中央を本気で狙っている。実際に予選中には、二つのストレートでワークスマシンをかわす姿も見ることができた。路面状況の悪くなった予選2回目でタイムアップを果たしており“ワークスを破る”という夢を現実に見せてくれる可能性は高い。

 また、2番手につけた吉川和多留も、前回のSUGOから上り調子だ。特に東コースでは最速と言っていいほど乗れている。その速さは、本人も驚くほどだ。昨年、そして今年と勝利がないだけに、何が何でも勝ちたい思いが伝わってくる走りを見せている。また、優勝したい思いは、加賀山就臣も同じだろう。決勝は、タイトルを争う梁と玉田に、北川、吉川、加賀山、さらに高いアベレージを見せている井筒仁康がトップ争いを繰り広げそうだ。

 泣いても笑っても、今回が最終戦。タイトルを手に入れるのは、梁なのか? 玉田なのか? その答えは神のみぞ知る…。

 
(佐藤 寿宏)
   
今季2回目のP.P.からスタートする梁明
好調吉川和多留が2番手
2回目トップの加賀山就臣が3番手
両セッションで驚異のタイムの北川圭一が4番手
井筒仁康は2列目5番手
玉田誠は6番手から逆転タイトルを狙う
柳川明は7番手スタート
8番手は山口辰也が確保
9番手スタートの武田雄一
岡田忠之が10番手グリッド
宇川徹は2回目にタイム更新したものの11番手
久しぶりの予選走行となる辻村猛は15番手
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