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梁明、自らのコースレコードを塗り替えて、ポール

 8月5日に行なわれる鈴鹿8時間耐久レースの前哨戦と言われるこの鈴鹿スーパーバイク200kmレース。通常のレースでは数十キロで行なわれる決勝レースだが、このレースは200kmの距離を走るため、セミ耐久レースとも呼ばれている。スプリントレースの決勝レースは20分から30分、鈴鹿8時間耐久レースの1回の走行は約1時間、この200kmレースは1時間20分ほどになる。そのため、通常のレースに比べて予選の順位はそれほど決勝レースに影響しないと言われている。今回、エントリー台数が多いため、予選は2組に分かれて行なわれた。
 午前中の予選1回目では、玉田誠(チームキャビンホンダ)がトップタイムで2分8秒245。2番手は辻村猛(ヤマハレーシングチーム)、井筒仁康(カワサキレーシングチーム)が3番手につける。シーズンオフにコースが一部改修されたが、旧コースで梁明(チームスズキ)が持つコースレコード2分7秒936には及ばなかった。
 ところが、午後の予選では、続々とタイムが更新された。まずA組では、40分の予選中盤で、玉田が2分7秒623のコースレコードをマーク。ファクトリーマシンが与えられた武田雄一(桜井ホンダ)も2分7秒台に入れ、井筒、芹沢太麻樹(カワサキレーシングチーム)を抑えて、ホンダの二人がAグループでワンツーのポジションを得た。続くBグループでは、午前中にS-NKのレコードを破った北川圭一(ケンツJトラストレーシング)がさらにタイムを詰め、2分8秒072をマークし、スーパーバイクのファクトリーマシンと同等の走りを披露した。これに触発されたかのようにBグループでは続々タイムが更新された。前戦の筑波で優勝した梁がトップタイムの2分7秒217、加賀山就臣(チームスズキ)が2分7秒528の2番手で、スズキのワンツー。さらに辻村が7秒台に入れた。総合では、玉田が3番手、辻村が4番手でここまでが1列目。北川は2列目6番手の好位置だ。
 降水確率が50%の決勝レースは、だれが勝つか分からない、波乱含みのレースが予想される。

(青木淳)

   
   
   
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