| Rd1 MOTEGI | Rd2 SUZUKA | Rd3 TSUKUBA | Rd4 AUTO POLIS | Rd5 SUGO | Rd6 OKAYAMA | Rd7 SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in MINE


JSBクラス

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦 鈴鹿2&4レース
主催:鈴鹿サーキット(5.821km)
JSB1000予選レポート
DATE::2006-04-15

雨の予選を秋吉耕佑が制してヨシムラが2戦連続ポールポジション
午後から晴れの予報で、予想がつかない決勝レース!?

 開幕戦ツインリンクもてぎから2週間、西日本での全日本開幕は鈴鹿サーキット、2&4レースだ。これは4輪のフォーミュラニッポン、F3などと同時開催する年に一回の恒例イベントで、2輪はJSBのみの開催となる。さらに、ここ鈴鹿では6月11日に鈴鹿8耐の前哨戦、300km耐久レースが開催される。鈴鹿8耐へ向けて、JSBのボルテージは上がっていくのだ。

 今年、JSBクラスは大幅な変化が起きた。最も注目を集めたのは、ヨシムラの快進撃だ。ヨシムラは、JSBクラスで優位に立っているブリヂストンにチェンジ、シーズンオフから好調が伝えられていた。しかも、昨年シーズン後半からスポット参戦を始めたスズキの開発ライダー、秋吉耕佑がヨシムラからフル参戦する。ヨシムラはJSBを2台で戦うのだ。開幕戦は、決勝レース途中で雨が降り出し2ヒート制になったが、その第1パートではヨシムラの二人が後続を大きく引き離し、ワンツー体制を築いていた。雨が降らなければ、86年以来というヨシムラのワンツーフィニッシュというリザルトだったかもしれない。

 開幕戦に引き続き、雨にたたられたレースウイーク。予選が行われた土曜日は、朝からしとしと雨が降り続いた。8耐参戦を考えているチームにとってこの2&4と、注目度の高い鈴鹿300kmレースは、とても重要なレースである。そのためエントリー数は70台を数え、2組に分かれての予選となった。午前中の予選1回目。路面は完全にウエットコンディション。A組では開幕戦もてぎでの活躍で注目を集めるヨシムラスズキwithJOMOの秋吉耕佑と渡辺篤がワンツー。B組では辻村猛(F.C.C.TSR)が、総合でも唯一2分24秒台をマークしてダントツのトップ。

 午後の予選2回目。いったん収まりかけていた雨は、A組の予選開始と共にその雨足を強めてきた。しかし渡辺は、この悪条件を感じさせない走りで2分25秒199と、午前の自己ベストを大幅に更新。続いて秋吉が2分25秒189というタイムでリーダーボードのトップに。さらに秋吉は2分23秒233をマークし、タイムを一気に2秒も縮める。

 40分の予選時間、残り10分となったころ、ヨシムラのワンツーに続いて、亀谷長純(Team 桜井ホンダ)が2分25秒224で3番手に浮上。ラスト5分。開幕戦の雨の2ヒート目を制した柳川明(TEAM GREEN)もタイヤを履き替えてコースイン。しかしタイムは2分26秒682と5番手止まり。雨足が強まり、A組ではそれ以上タイムを縮める者はなく、そのままチェッカー。

 B組ではなかなか午前の自己ベストを縮める者が現れないまま時間が経過していく。残り数分。出口修(DyDo MIU Racing)が、この組のトップ6では唯一、午前中の自己タイムを更新。しかしポジションアップするには至らない。そしてそのままチェッカー。この瞬間、秋吉のポールポジションが決定した。各予選組ごとの順位によって、2番手に辻村、3番手に渡辺、フロントロウ最後の座は小西良輝(team HARC-PRO.)がゲットした。

 決勝日、鈴鹿の天気予報は雨のち晴れ。いつから晴れるのか、あるいは開幕戦とは逆に、レースの途中からドライになるのか、安定しない天気がされるため、予選結果はあまりあてにならない。

[青木 淳]

 

フロントロウ   ポールポジション:秋吉耕佑
   
フロントロウ   予選2位:辻村猛
   
フロントロウ   予選3位:渡辺篤
   
フロントロウ   予選4位:小西良輝
   
Photo by Y.Harada/H.Wakita(c)
| Top |



(C)MFJ. All rights reserved.