長谷川克憲(ホンダ)が全日本初優勝!!
朝まで残った雨により、レインコンディションとなった決勝レース。ホールショットを奪ったのは、予選2番手から好スタートを切った奥野正雄(ヤマハ)。奥野、前戦優勝の武田雄一(ホンダ)、八木孝弘(ヤマハ)、そして後方からハイペースで追い上げてきた長谷川克憲(ホンダ)も加わり4台がトップ争いを繰り広げる展開に。
3周目、3位の八木が130Rでコースアウトすると翌周には長谷川がトップに立ち、そのままのペースを維持し、後続でバトルを展開する武田と奥野との差を広げ始める。長谷川は好ペースをキープしたまま残り周回を終え、最終的に2番手武田に6秒以上の差を付けてトップでチェッカーを受けた。94年に全日本にデビューし、昨年まではスーパーバイククラスで走っていた長谷川は全日本初勝利。2位は武田、3位には奥野が入った。11位まで順位を落とした八木は、5位までポジションをあげフィニッシュした。
●ライダーのコメント
優勝 長谷川克憲(ホンダCBR600F4i/レーシングチームハニービー):
スタートでの遅れを取り戻そうと走っていたら、トップに出ることができた。朝のウォームアップ走行で、レインタイヤでの決勝のセッティングは決まった。濡れている路面でも乾いてきてからもグリップし、タイヤの性能の高さに助けられた。これからは、ドライコンディションでもセッティングもつめ、どのようなコンディションでも勝てるようにしたい。
2位
武田雄一(ホンダCBR600F4i/チーム桜井ホンダ):
予選はマシンの調子が悪く、タイムアタックができなかった。決勝は全力で頑張ったが、何度か転倒しそうになり、あれ以上は攻められなかった。ST600で全勝したかったので、悔しい。チャンピオンシップ獲得より、それぞれのレースで勝ちたい。
3位
奥野正雄(ヤマハYZF-R6/dope・526・Vritz):
金曜日の午後から感触がよく、予選でもロングランをすることができた。決勝はスター トの出遅れがひびいた。スタートで前に出られなかったことがすべて。勝たなければならない、また勝てるチャンスのあったレースだった
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