大崎誠之(ヤマハ)が接戦を制し、ポールtoウィンで今季2勝目!!

　スタートで飛び出したのは酒井大作(ホンダ)。しかし、大崎誠之(ヤマハ)が1コーナーでトップを奪う。大崎、酒井、関口太郎(ヤマハ)の3台が序盤からトップグループを形成し、後続との差を広げていく。しかし、5周目、関口が酒井をパスし2位に浮上。酒井は徐々に離されトップ争いは、大崎、関口の2台に絞られる。

　レース中盤、マッチレースとなったトップの2台だが、大崎は真後ろでチャンスを狙う関口は、なかなか大崎の前に出ることができない。10周目には関口が大崎をかわしてトップに立つが、大崎は12周目に再び逆転。両者とも一歩も引かないトップ争いを展開する。後続では、酒井に追いついた宮崎敦(ヤマハ)が3位に順位を上げる。しかし、トップ2台との差は大きく広がっており、単独で3位を走行となる。結局、最後まで続いたトップ争いを制して、真っ先にチェッカーを受けたのは大崎。前戦優勝の関口は、僅か0.272秒差の2位でフィニッシュ。3位は宮崎となった。 これで、開幕から3戦連続でヤマハ勢が表彰台を独占することとなった。

●ライダーのコメント

優勝　大崎誠之(ヤマハTZ250／SP忠男レーシングチーム):
　思っていたよりスタートがうまくいったので、頑張って1コーナーで前へ出た。1周目を気持ちよく走れたので、自分のペースを作ろうと思った。後ろを確認しながら走り、関口選手が前に出た時は様子を見ていた。前に出ればグイグイいける自信があり、横に並ばれなければ大丈夫だと思った。レース前、自分に自信を持てる走りをしたいと思っていた。それができた。

2位 　関口太郎(ヤマハTZ250／club ventis):
　スタートで失敗してしまった。大崎選手に追いつき一度前へ出たが、思うように走れなかった。再び抜く場所を探しながら走り、最終ラップで仕掛けようと思っていた。しかし、周回数を間違えてしまい、最終ラップで残り2周だと思っていた。次は、この逆になるようなレースをしたい。。

3位 　宮崎敦(ヤマハTZ250／MOTOREX DAYTONA):
　スタートは出遅れなかったが、1周目で離されてしまった。自分がよいと思うタイヤを選択したが、タイムが上がらず残念だ。今日は何も言うことはない。