大崎誠之が今季初ポールポジション!4台のTZ勢に、RS勢がどこまでついていけるか!?
金曜日のA.R.T合同テストでは、午前、午後と2回の走行とも関口太郎がトップタイムをマーク。2番手に大崎誠之、3番手に青山博一、4番手に嘉陽哲久と続き、ここまでTZ勢の速さが目立っていたが、ここにきてRS勢の巻き返しが始まったようだ。
しかし、予選1回目は大崎が1分55秒314でトップタイム。関口は55秒669で2番手。3番手に55秒751で亀谷長純、4番手に56秒057で嘉陽と続き、やはりTZ勢が速さを見せつける結果となった。
予選2回目は、17周目に宮崎が55秒349をマークしトップに躍り出るが、その直後に大崎が54秒937をマークして再びトップを奪い返す。さらに大崎はタイムを縮め、54秒851で予選を終了。今シーズン、初めてポールポジションを獲得する結果となった。
「去年、54秒台には入っているし、これぐらいのタイムは出ると思っていた。決勝は早いうちに少人数で逃げたいですね。まあ、一人で逃げれれば最高なんですけどね。関口選手と宮崎選手は来るでしょうね」と大崎。
予選2番手には大崎のテールをマークして55秒157をマークした酒井大作がつけ、以下、宮崎、関口、亀谷といつものメンバーが続く結果となった。宮崎と関口は共にS字で転倒を喫しているがケガはなく、決勝ではトップ争いに絡んでくることは確実。
筑波、鈴鹿とTZ勢が表彰台を独占しているGP250クラスだが、ここにきてホンダ勢も速さを増してきている。しかし、依然ヤマハの大崎、宮崎、関口の3台が安定した速さを見せている。決勝も、この3台に、亀谷を加えたTZ勢がリードする展開になるだろう。RS勢がどこまでついていけるか期待したいところだ。
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