高橋裕紀(エンデュランス)がポールtoウィンで今季3勝目ランキングでも仲城と同ポイントでトップに並ぶ
決勝スタート後のオープニングラップ、1コーナーの立ち上がりで4台が転倒し赤旗中断。再スタートでは高橋裕紀(エンデュランス)がホールショットを奪い、仲城英幸(ホンダ)が続く。2周目には葛原稔永(ホンダ)が3位に上がり、高橋、仲城、葛原の順で周回する。6周目、仲城が高橋をパスしトップに浮上。しかし、8周目には青山が再び仲城を抜き、翌周は仲城とトップ争いを繰り広げる。
10周目に高橋がトップを奪ってからは、ベストタイムを出しながら仲城との差を広げながら周回を重ねる。後方では、5位の井手敏男(ヤマハ)がコースレコード更新し、前を行く青山周平(ホンダ)に迫り、中盤はこの2台が4位争いを展開。18周目、ついに井手が青山を捕らえ4位に浮上。20周を終え一番にチェッカーを受けたのは、ペースを落とさず走行を続けた高橋。独走で、前戦もてぎに続く2連勝となった。
●ライダーのコメント
優勝 高橋裕紀(エンデュランスNER/OSLスポーツクラブ&桶川塾):
最初から逃げようと思っていたが、ミスをして抜かれた。しかし、抜かれた後は仲城選手の走りを見ていた。前に出てうまく逃げ切ることができ嬉しい。ノーポイントのレースはつらいので、今後はないようにしたい。今日のレースで、かなり自信がついた。
2位
仲城英幸(ホンダRS125R/Team Jha):
暑いコンディションでのデータがなかったので、負担をかけないように走り、後半で勝負しようと思っていた。トップに立ってからペースを上げようとしたが、いっぱいいっぱいだった。高橋選手が前に出たらついて行き、勝負しようと思ったがダメだった。旋回スピードをあげるために、決勝で新しいサスペンションのセッティングにチャレンジしたが、見事にはずれてしまった。しかし、後半へつながる収穫はあった。シーズン前半戦は、自分のレースができず、攻める感じがなく苦しい。後半戦は頑張る。
3位
葛原稔永(ホンダRS125R/HONDA熊本レーシング):
単独での走行になったが、ペースを維持することができた。予選からキャブレターのトラブルなどがあったので、3位という結果には満足している。しかし、上位2台の後ろを走り、もっともっとトップの走りを勉強したかった。鈴鹿のハーフウェットでの3位は、まぐれという感じが強い。今は熊本に住んでいるので、MINEは練習に来る機会がある分、マージンがあったと思う。ここで自分なりのよい走りができたので、シーズン後半もこの走りを維持していきたい。
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