大崎誠之(ヤマハ)が独走で今季3勝目
スタート直後の1コーナーにトップで進入したのは、小山知良(ヤマハ)。しかし、2コーナーで関口太郎(ヤマハ)が1位に上がり、オープニングラップは、関口、亀谷長純(ヤマハ)、小山、大崎誠之(ヤマハ)、酒井大作(ホンダ)の順で終える。しかし、2周目に関口がスローダウンし、戦線離脱。変わってトップに立ったのは、亀谷。しかし、翌周に大崎が亀谷をかわし、大崎、亀谷、酒井、小山の順となる。トップのに立って大崎は、そのまま後続との差を広げはじめる。チェッカーまでそのままのポジションで周回を重ね、大崎が前戦に続く優勝。今季3勝でポイントランキングでのリードを広げた。2位には亀谷、3位は酒井で、ホンダ勢が今季初めての表彰台を獲得した。
●ライダーのコメント
優勝 大崎誠之(ヤマハTZ250/SP忠男レーシングチーム):
予選でセッティングが決まっていたので、自信を持って決勝に臨んだ。しかし、関口選手は乗れていたし、亀谷選手もいたので、つらいだろうと予想していた。関口選手が脱落したので、いくしかないと思った。自分のペースで走れば引き離せると思い、初めの5周はベストの走りができた。中盤はタイヤが滑りはじめたので、少し余裕を持って走った。終盤で差が詰まってきた時は、気合いを入れ直した。最後はタイヤがきつくなったが、後ろもついて来なかったのでみんなもつらいのだと思い、後は転ばないように走った。去年は勝てずにもがいていた。しかし、筑波で初勝利をあげ、もてぎで優勝できたことで、自分の走りをしていれば大丈夫という自信が持てた。今回は地元でのレースで、応援団の声援が嬉しかった。
2位
亀谷長純(ヤマハTZ250/HITMAN RC甲子園):
鈴鹿での日本グランプリでの怪我や、これまでの3戦は自分のミスやトラブルで、つらい状況が続いた。勝てるチャンスがあるのに、勝てないことが悔しい。レース展開も後ろからついていくだけという感じなので、もっと上位でレースができるようにしたい。これからのインターバルでテストを行い、後半戦は頑張る。
3位
酒井大作(ホンダRS250R/ENDURANCE):
金曜日の走行で転倒し、左肩を脱臼してしまったが、それなりの走りをすればいいと思った。日曜日の朝起きた時は、痛みが和らいでいた。亀谷選手について行っている時は気にならなかったが、遅れ始めたころから痛みが気になりはじめた。なんとか持ったが、最後は苦しかった。今シーズン、RS勢では初めて表彰台に乗ったが、優勝を狙っていかなければいけない。しかし、前半戦の表彰台をTZ勢に独占されたくなかったので、少しほっとしている。
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