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キャビンホンダ絶好調、玉田誠、山口辰也がコースレコード樹立!!

 玉田誠(ホンダ)が1回、梁明(スズキ)が2回優勝し、第5戦MINE大会は、4戦目となる。ここまで3戦を消化した時点で、梁がランキングトップ。16ポイント離れて吉川和多留(ヤマハ)、吉川から2ポイント差で玉田、玉田の1ポイントで加賀山就臣(スズキ)が続いている。このレースでシーズンの前半戦が終わり、全日本は小休止。各ライダーとも鈴鹿8時間耐久へ向けて、全日本とは別な戦いが始まるのだ。そう言った意味でも、このレースは重要な一戦となる。

 前日、フリー走行は雨の中で行なわれたため、各車とも、ドライのセットアップをしながらのタイムアタックとなった。昨年4月に行なわれたMINE大会で、玉田が1分25秒117のコースレコードをマークしているが、なかなかこのタイムを破るライダーは現れない。予選終了間際に梁が1分25秒308を出し暫定のポールポジション。最終ラップに玉田が1分25秒610を出し、2番手につけた。昨年のチャンピオン、井筒仁康(カワサキ)は8番手のタイム出してさらにタイムを詰めようとしていた18周目、2コーナーで転倒しこれ以上のタイム更新はできなかった。雨の心配がされた予選2回目、各車とも45分の長い予選時間を使い、決勝用のセットアップに余念がない。特にタイヤセレクトに時間を費やすライダーが多く、ピットイン、ピットアウトがめまぐるしく行なわれる。残り10分、予選用タイヤに履き替えたマシンが、タイムアタックを始める。まず、玉田が1回目の梁のタイムを更新する1分25秒フラットをマーク。続いて芹沢太麻樹(カワサキ)が玉田のこのタイムに肉薄する1分25秒186で2番手に。さらに玉田のチームメイト、前戦もてぎで3位に入った山口辰也(ホンダ)が1分25秒041のコースレコードでトップに踊り出る。そして最終ラップ、玉田がただ一人24秒台、1分24秒808を叩き出して、2戦連続のポールポジションを獲得した。

(青木 淳)
       
 
今季2度目のポールポジションを自らのコースレコード更新で獲得した玉田誠
山口辰也もコースレコードを更新、今季最高の2番グリッドを獲得した
 
フルモデルチェンジのGSX-R750と相性抜群の梁明はフロントロウ、4番グリッドからのスタート
 
予選1回目で転倒したものの、2回目ではきっちりタイムを上げてきた井筒仁康は5番グリッドを獲得
7番手グリッドからスタートの武田雄一
 
加賀山就臣は予選8番手。好調なスズキ勢は3台全てがグリッド2列目以内に収まっている
ヤマハ勢最上位の辻村猛は3列目9番手スタート
S-NKクラスの北川圭一はファクトリー勢を脅かす存在だ
11番手スタートの吉川和多留は、決勝でどこまで順位を上げられるか
     
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