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2001 R2-1 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦
SUGOスーパーバイクレース
■開催日/予選:9月1日(土)、決勝:9月9日(日) ■天候/予選:晴、決勝:晴
■開催場所/SUGOインターナショナルレーシングコース(3,737.50m)■観客数/決勝:12,050人

藤岡祐三(ホンダ)が今季初優勝を挙げる

 スタートで飛び出したのは、3番手からスタートの仲城英幸(ホンダ)。高橋裕紀(エンデュランス)、藤岡祐三(ホンダ)が続く。しかし、2周目に仲城とチャンピオンシップ争いを繰り広げている、2位を走行中の高橋にマシントラブルが発生。順位を大きく後退してしまう。4周目には藤岡がトップを奪い、その後は仲城と藤岡がポジションを入れ替えながら、トップ争いを繰り広げる。3位は久保和寛(ヤマハ)、4位争いは、青山周平(ホンダ)と山本武宏(ホンダ)が順位を入れ替えながらバトルを続ける。14周目、2位の仲城がファステストラップを出し、藤岡を攻める。しかし、16周目に仲城は4コーナーで転倒。これにより単独トップとなった藤岡がそのままチェッカーを受け、去年MINE以来の優勝を獲得した。ラストラップまでもつれ込んだ3位争いは、0.001秒の僅差で青山が制した。仲城、高橋のチャンピオンシップ争いの2台は、ノーポイントとなった。


●ライダーのコメント

優勝 藤岡祐三(ホンダRS125R/TEAM PLUS ONE):
 監督にいつも1〜3周目のペースが遅いと言われたので、頑張った。高橋選手が下がってからは仲城選手と二人となり、後ろをずっと走っていたが、前を走ってみたいと思いパスした。それからはポジションを入れ替えながらになったが、最後に前に出てからはペースを上げ、抑えることしか考えていなかった。仲城選手のタイヤもつらそうだったが、僕も中盤からきつかった。仲城選手の転倒は全然知らず、ゴールした後振り返ったら誰もいなかった。夏休みの間に走り込んだら、どんどん調子が上がってきた。バイクもよいセッティングがみつかって速くなり、仲城選手のバイクを抜けるくらいに仕上がっている。鈴鹿が楽しみだ。

2位  久保和寛(ヤマハTZ125/HITMAN RC甲子園ヤマハ):
 藤岡選手と同じで、1周目、2周目のペースが上げられない。そこでペースを早く上げることを意識した。スタートも悪くなかった。また、ブレーキングの調子もよく、進入では誰にも負けないという気持ちで走っていた。今日はチャンスだったので、ペースを上げることを考えながら走った。3コーナーでこけそうになった時、3位で終わるかと思ったが、このままではいつもと同じなのでさらにペースを上げた。しかし、シケインでハイサイドをおこし、そこからは気持ちが落ちてしまった。

3位  青山周平(ホンダRS125R/昭和電機RTwithハルクプロ):
 SPを立ち上がり高速コーナーで抜かれ、シケインではオーバースピードでうまくいかずと、最後まで山本選手とバトルをしていた。最後はぶつかってしまったが、転ばずにすんだ。ポイントのことを考え、離された時はこのポジションをキープでよいかとも思った。しかし、少しでも上に行くことにした。初表彰台については、出来れば筑波で表彰台に上がりたかった。今日の初表彰台は嬉しいが、仲城選手の転倒によるものなので、今度は実力で勝ちたい。

   
ホールショットを奪った仲城英幸(#6)に続き2番手と好調な出足の高橋裕紀(#8)は、2周目にスローダウンという不運に見まわれた
仲城の背後にピタリとつく藤岡祐三(#5)。17周目に仲城が転倒するまで、2人のバトルは続いた
新鋭・青山周平(#51)はレース序盤からベテラン・山本武宏(#9)との4位争いを繰り広げた
仲城、藤岡のRS勢を追う久保和寛(#12)がTZ勢のトップに立つ
トップが目まぐるしく入れ替わる一瞬も気の抜けないレース展開となった
3周目に痛恨のピットインとなった高橋は2Lap遅れでレースに復帰、トップとほぼ変わらないタイムで周回するも33位に終わった
今季初優勝となった藤岡は、チェッカーを受けるまで仲城の転倒に気づかなかったという
ウォームアップ走行では自己の予選タイムを上回り2番手につけていた久保はレースでも好調、2位表彰台を獲得し
 
16歳の青山がベテラン山本とのバトルを制し全日本参戦5戦目にして3位表彰台に立った
 
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