関口太郎(ヤマハ)がポールtoウインで今季2勝目を挙げる
スタートでホールショットをとったのは、ポールポジションからスタートの関口太郎(ヤマハ)。レース序盤は、関口、大崎誠之(ヤマハ)、宮崎敦(ヤマハ)、青山博一(ホンダ)の順でラップを重ね、その後方では5台の5位争いのグループが続く。2位の大崎が徐々にトップ関口との差を詰めていき、3位の宮崎がやや離される。また、4位の青山も後続に追いつかれ、4位争いは6台となる。中盤、大崎が関口をプッシュするがポジションは変わらない。15周目、順位を入れ替えながら4位争いを繰り広げていた酒井大作(ホンダ)が転倒。それにより、4位争いのグループはなくなってしまう。最終ラップまで繰り広げられた、トップ争いは関口が大崎を一度も前に出すことなく抑えきり、今季2勝目を獲得した。
●ライダーのコメント
優勝 関口太郎(ヤマハTZ250/club
ventis):
かなり疲れた。最初から、ずっとプレッシャーがあった。タイムがなかなか上がらず、ミスもしてしまったので、後半はあまり考えないようにした。パッシングポイントでミスをしないこと、ストレートに出るところではアクセルを開けるように心がけて走った。リアをスライドさせすぎ転倒しそうになり、失速した。後ろの選手に焦ってると思われないよう、落ち着けと自分に言い聞かせた。後半は馬の背が泥だらけだった。大崎選手に1コーナーから4コーナーにかけ、かなりつつかれた。逃げてはいなかったが、ここは大丈夫かな、ここは遅いかなと自分なりに考えながら走った。今日のレースは、自信に繋がる感じがする。
2位
大崎誠之(ヤマハTZ250/SP忠男レーシングチーム):
いつ前にでるか、そればかり考えながら走っていた。馬の背のつっこみではフロントが暴れたので、ここでは勝負できなかった。最初はついていくのがやっとだったが、中盤からはペースが落ち着き、2コーナーから3コーナーが勝負どころかなと思った。周回遅れが出てきて集中力が乱れたが、関口選手も同じだと思い踏ん張った。ラストラップの2コーナーから3コーナーでアウトに並んだが、関口選手が速かった。最終シケインが最後のチャンスだったが、SPでミスをし少し離され届かなかった。悔しい。
3位
宮崎敦(ヤマハTZ250/MOTOREX DAYTONA):
予選で前の二人に遅れをとっていたので、特に作戦は無く、とりあえず離されないようにと思っていた。自分のミスで離れてしまった後は、前戦で転んだので、今回は確実に表彰台を取ろうと思った。今日は完敗。負けです。
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