絶好調!! 玉田誠、3回目のP.P.獲得!!
約2ケ月のインターバルをはさんで、全日本ロードレースはこのSUGO後半戦となる。このコースのレコードタイムは、昨年8月の梁明がマークした1分28秒655だが、金曜日の雨の影響でコース上に砂が浮き、路面コンディションはよくない。各ライダーとも、全体的に1秒程遅いタイムで予選1回目を終えた。玉田誠がただ一人1分29秒台をマークして暫定ポール。以下30秒台に7台がひしめく激戦となった。この中で、S-NKの北川圭一は1分30秒693のS-NKのコースレコードをマークし、スーパーバイクのファクトリーに引けを取らないタイムをマークした。
2回目の予選が開始されてから15分経過まで、1分30秒台前半から1秒以内に8台がひしめく争い。20分が経過するころ井筒仁康が29秒台に突入し、その均衡を破った。ラスト3分、井筒仁康が1分29秒616を叩き出した直後、玉田誠が1分29秒567をマークし逆転。残り2分を切ると、芹沢太麻樹は1分29秒689で3番手に浮上。それまで様子を見ていた梁は最終ラップへ向けてタイヤ交換、コースインした。しかし無常にもチェッカーが振られ、梁の最後のタイムアタックは実現しなかった。梁は14周目にマークした1分29秒896で予選6番手。このまま予選終了かと思われた矢先、トップの玉田が1分29秒342でコントロールラインを通過して自らのタイムを更新。ポールポジションは決定された。ヤマハの吉川和多留は9周目の3コーナー立ち上がりで転倒。
S-NKクラスは、ヨシムラの出口修が8耐のケガで出走を取りやめ、また、ランキング3位の時永真も金曜日の転倒で負傷し、さらにガチンコ!レーシングから8耐に出場していた浜口喜博も同じく金曜日の転倒で左手を痛め、予選1回目途中で走行を止めた。このためS-NKクラスは3台の出走となった。
※SB・S-NK混走時の規定により、S-NKクラスの1位には12.5ポイント、2位には10ポイントが与えられる(完走者のうち2名のみ)
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