GP帰りの関口太郎がポールポジションをゲット!
GP250クラスは、今回を含め残りは2戦となった。ランキングトップの大崎誠之とランキング2位の関口太郎の差は14ポイント。もし大崎が優勝し、関口が4位以下となった場合は、タイトルが決定するが、そううまくはいかないだろう。大崎にしてみれば、勝ってタイトルを引き寄せたい。追う関口にしてみれば、勝つしかない状況だ。
予選1回目では、ここのところ安定した速さを見せている小野寺貴行が、唯一32秒台に入れトップタイム。小野寺は、今季限りでの引退を決意。残り2戦を思い切り走ってもらいたいものだ。2番手に、ランキングトップの大崎誠之が1分33秒003で続き、3番手に昨年のこのラウンドのウイナーである青山博一、4番手に横江竜司という結果となった。ランキング2位の関口太郎は、車体のセットアップに苦しみ14番手。しかし、予選2回目では、関口が最後のアタックで1分32秒823をマークし、今季5回目のポールポジションを獲得した。「(タイトルを獲るには)とにかく勝つしかない。まだ車体も完全に決まっていなくて33秒前半が出ればいいと思っていた。だから、思ったよりもタイムが出たと言う感じです。明日は、早い段階でなるべく少ない台数でトップ争いができればいいですね」とポールポジションは、意外だったと関口は語る。一方、大崎は、クリアラップを見つけ、最後のアタックに入ったところ、2コーナーで転倒してしまう。幸いケガもなく、決勝に向けて気合いも十分だ。
フロントローには、関口、酒井大作、小野寺、大崎と並ぶが、予選タイムは接近しており、トップ争いは10台近い大集団での争いになる可能性が高い。果たして、だれが、この混戦を制するのだろうか…。
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