コースレコードを破り、チーム キャビン ホンダ、玉田誠、山口辰也1・2(ワンツー)!
いよいよ大詰めを迎える全日本選手権。スーパーバイククラスは全9戦のうち、残り3戦となり、2週間の間隔で行なわれる。このTIラウンドを前に、スーパーバイククラスは梁 明(スズキ)と玉田誠(ホンダ)が7ポイント差でタイトルを争っている。どちらも初めてのタイトル獲得へ向けて闘志を燃やしている。金曜日に行なわれた合同テストでは、芹沢太麻樹が1分31秒426でトップタイムをマーク。梁が2番手、前戦鈴鹿で今シーズン初優勝を決めて、復調の兆しが見えるディフェンディングチャンピオン、井筒仁康(カワサキ)が3番手につけた。
今回、昨年のここTIの覇者、伊藤真一がスポット参戦。今年はブリヂストンのGPタイヤ開発とHRCのテストの両方をこなしていたが、久々の実戦参加となる。
土曜日の予選1回目、秋晴れの天候を見た各ライダーとも、グリッドを決めるためのタイムアタックは午後に設定しているようで、それほどタイムは縮まらない。45分で行なわれる予選の半ば、昨日に続いて芹沢が1分30秒837をマークしトップタイム。予選終了間際に玉田が31秒を切り2番手のタイムを出すがここまで。3番手の加賀山就臣(スズキ)以降は1分31秒台。グリッド争いは午後の予選に持ちこまれた。
15時20分から始まった予選2回目、まず井筒が芹沢のタイムを破る1分30秒908をマークしてトップに立つ。続いて山口が30秒804で井筒を抜き、さらに梁が30秒745で予選を制したかに見えた。残り2分、3番手に落ちていた山口が30秒534のコースレコードをマーク、そしてその直後、玉田が30秒514とわずかに山口を上回り、昨年に続いてコースレコードを塗り替えて、今季4回目のポールポジションを獲得した。S-NKクラスは、北川がコースレコードをマークし総合でも10番手につけた。
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