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2001 R2-1 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第8戦
TIスーパーバイクレース
■開催日/予選:10月20日(土)、決勝:10月21日(日) ■天候/予選:晴れ、決勝:雨
■開催場所/TIサーキット英田(3,703m)
■観客数/予選:6,000人、決勝:28,000人

芹沢太麻樹(カワサキ)が全日本ロードレースで初優勝を挙げる!!
スーパーネイキッドは北川圭一(スズキ)がチャンピオンに!!

 ウエットコンディションでのスタートとなった決勝レース。1コーナーをトップで進入したのは、予選2番手からスタートの山口辰也(ホンダ)。ポールポジションの玉田誠(ホンダ)はスタートで出遅れる。その1コーナーで、スポット参戦の伊藤真一(ホンダ)が転倒。早々に戦列を離れる。オープニングラップは、山口、梁明(スズキ)、加賀山就臣(スズキ)、芹沢太麻樹(カワサキ)の順で終え、トップの2台が後続との差を広げはじめる。しかし、芹沢が4周目に3位に順位を上げ、ベストラップを更新しながら前の2台を追う。8周目、梁が山口を抜きトップに浮上するが、梁と山口の差は広がらず、芹沢も迫ってきた。19周目、トップの梁が1コーナーでコースアウト。トップ争いは、山口と芹沢の2台に絞られる。

 レース終盤に入っても、芹沢はファーストテストラップをさらに更新し、山口を追いつめる。最終ラップの1コーナーで、ついに芹沢がトップに立ち、そのまま山口を抑えきりトップでチェッカーを受けた。芹沢は念願の全日本初優勝を獲得。2位でゴールした山口は、今季2度目の表彰台となった。玉田と武田雄一(ホンダ)の3位争いは最終ラップで武田が玉田をパスし、スーパーバイククラスでは98年以来の表彰台となった。4位は玉田、5位には午前中のウォームアップ走行で2回転倒した、ディフェンディングチャンピオンの井筒仁康(カワサキ)が入り、コースに復帰した梁が6位となった。ランキングでは、トップ梁と2位玉田の差が4ポイントとなった。

 S-NKクラスの1位は、総合9位の北川圭一(スズキ)となり、タイトルを決めた。


●ライダーのコメント

優勝 芹沢太麻樹(カワサキZX-7RR/カワサキレーシングチーム):
 昨日までは雨とは思っていなかった。レインは不得意ではないが、ウォームアップの感触はよくなかった。しかし、メカニックができる限りのことをしてくれた。スタート後、山口選手と梁選手が逃げていったが、自分の走りをして最後に勝負できるときにいこうと思っていた。前の2台に追いついてからは、いける感じがしていた。梁選手が前にいなくなった後は、山口選手の前に1コーナーか裏の進入で出ようと考えていた。そこでダメだったら、最後のWヘアピンで当たっても行くくらいの気持ちでいた。1コーナーの半ばでパスした後は、ミスをしないように気を付けた。これまでも勝てる走りをしていたが、ちょっと運がなかったような気がする。今日は走っていてバイクやまわりの状況を考えると、優勝がこれまで以上に近くにある感じがし、なんとしても勝つんだという気持ちで走った。この初優勝までは長かった。もちろん嬉しいが、チーム、監督、家族、応援してくれている人たちの期待に応えることができ、ほっとしているという気持ちが強い。あとはドライのレースで頑張る。

2位  山口辰也(ホンダVTR1000SPW/チーム キャビン ホンダ):
 できればドライでレースをしたかった。梁選手に抜かれたあとも余裕があったので、バックマーカーが入り離れても追いつけると思っていた。最終コーナーの1コーナーは、コースの真ん中にオイルがあり、インには吉川選手がいたのでアウトから行こうと思ったら、さされてしまった。芹沢選手を抜こうと思っていたが、ミスをしたりし離された。ドライコンディションで優勝するためのセッティング、またコンスタントに走行するためのセッティングがTIでみつけられたので、よいレースウィークとなった。

3位  武田雄一(ホンダVTR1000SP1/チーム 桜井ホンダ):
 レース序盤はペースが上がらず抜かれたが、ペースを掴んでからはタイムをあげることができた。6~7周目で、ブレーキが少しおかしくなり、自分の走りができなくなったが、落ち着こうと思った。玉田選手が後ろにきているのはわかっていて、梁選手が前だったので、玉田選手に前に出てもらった。しかし、梁選手がコースアウトしたので、遠慮せずにいこうとペースを上げた。最終ラップは玉田選手がミスをしたので、前にいった。結果を残すことができたので、次はドライでよいレースをしたい。

   
   
   
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