少数派のヤマハTZ125を駆る井手敏男がトップタイムをマークした。昨年、小山知良が記録したコースレコードには及ばなかったが、ただ一人1分58秒台前半のタイムで今シーズン初ポールポジションを獲得。
「当然コースレコードを狙っていたけど、終わってみたらたいしたタイムじゃなかったですね。路面温度が上がったことは問題ではなかった。やはり予選が1セッションだけというのがつらかった。1セッションしかなかったので、ライフが持つタイヤで臨んだからね。やっぱり予選は2セッション欲しい」と井手。今回の1セッション制に対しては否定的だった。
ディフェンディングチャンプの仲城英幸は2番手。「満足できる状態ではないし、逃げることはできないと思っている。レースは混戦になるだろうね」とコメント。前回優勝を飾った菊池寛幸が3番手とベテラン勢が速さを見せた。「まだ問題を抱えている状態。最後までセットアップを進めて何とか連勝できるように頑張る」と菊池。
筑波では初優勝まで、あと僅かというところだった小室旭は予選9番手と3列目からのスタートとなってしまった。「レースはスタートで前に出て、何とか勝ちにいきたい」とコメントした。
また、今回はJhaレーシングの若い2人に注目したい。葛原大陽が予選6番手、大谷和也が予選12番手につけており、スタートで前に出ることができればトップグループについていくことができるだろう。レースをかき回す、おもしろい存在になるかもしれない。
開幕戦MINEで表彰台に上がった濱本裕基は予選5番手、成長株の岩田裕臣、竹内吉弘なども上位に絡んでくる可能性がある。マシン差の少ないGP125だけに決勝は混戦になるだろう。表彰台の中央に立つのは誰だ!?
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