優勝/酒井大作
スタートはミスってほどのミスではなかったけど4番手だった。徳留くんのペースが速くて逃げられてしまうかと思った。金曜日からダンロップ勢が1周目からすごく速いペースで走っていたのを見たから、追いつくように頑張った。徳留のペースが速かったので、追いついてからも後ろで様子を見ていた。徳留くんのタイヤやマシンの挙動を見ていると1分56秒台で走るのは厳しいと思ったので、前に出てみて、自分がどれだけのペースで走れるか試してみた。最終ラップの最終コーナーまで徳留くんや大崎さんがしかけてこないはずはない。最後まで集中力を切らさずに走りきることができたのが勝因。車体のセットアップもうまく仕上げることができたしね。タイヤも最後までいいフィーリングだったし感謝している。勝てたのは自分の力というより、支えてくれるスタッフのおかげ。一つの区切りとして今回優勝できたのがよかった。まだ1勝だし、ランキングは下の方だから、もっと頑張っていく。
2位/徳留和樹
テストでは5ラップ目までは速いペースで走れていたけど、今日は気温が上がったので厳しいかと思っていた。4周目ぐらいからタイヤが滑り始めていた。抜かれた後も何とかついていこうと思っていた。ブレーキング勝負だとフロントから転倒してしまうので、ブリッヂ下で仕掛けるしかなかった。最後の一発にかけていたけど抜けなかった。満足はしていないけど、今回はやることはやったのでよしとします。
3位/大崎誠之
スタートはクラッチミートはよかったが、フロントを浮かしてしまった。和樹と大作が前にいたので、この3台ならペースを上げていけると思っていた。その通りの展開になったので、あと2台をどうやって攻略するかを考えていた。ストレートが走っていなかったので、コーナーで抜くしかなかったが、2台ともすきがなかった。序盤から様子を見ていたし、タイヤも温存できていたから第2ヘアピンで狙っていたんだけどね。最終コーナーでは、前の二人が接触しそうになっていたので、ボクはベストラインで立ち上がって、和樹だけでも抜ければと思っていた。ST600にスイッチして3戦目で表彰台に上がれた。これからも頑張っていきたい。
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