優勝/#5 秋吉耕佑 F.C.C.TSR Honda
『予選までに気になっていた部分も、今朝のフリー走行ですべてクリアでき、Hondaのマシンをチームスタッフが完璧に仕上げてくれた。今回の勝利は、マシンそしてスタッフと皆のサポートがあって、この場所にいると思っている。想定よりタイムは遅く、7秒台のレースとなったが、今後はこれを基準としてマシンのセットアップを進め、鈴鹿で戦うことになるだろう。(3周目に)ファステストをマークしてからは、それ以上タイムは出せなかったので、後ろとの差は分かっていたし、とにかく自分のペースで淡々と走った。(タイムもマシンも)理想には追いついていなくて、今はまだどちらかと言えばオートバイの力を借りている状態だから、これから鈴鹿300km、鈴鹿8耐に向けてまだまだ煮詰める余地は十分にある。最初から速いバイクはないので、それを自分で仕上げていくのが面白い、それが速さの理由だと思う。Hondaの開発ライダーとして優先すべき仕事もあるので、実戦に出られるかどうかは分からないが、チャンスがあればレースには出たいと思う』
2位/#634 山口辰也 MUSASHI RT ハルク・プロ
『秋吉さんは2分5秒台に入れるってと言っていたけど、今はそこまで出せないので、7秒台中盤から前半で走れるように頑張ろうと思っていました。チームもスタッフもすごくいいバイクに仕上げてくれたのに、スタートで出遅れて中須賀くんや大作くんを抜けなくて、2、3周の間に秋吉さんに離されてしまいました。そこで(2位争いに)気持ちを切り替えて、まずはこの先頭に立とうと思いました。タイヤもバイクも完璧だったのに、なかなか抜くことができなかったことが悔しいですね。今年は開幕が地元である筑波だったので、走り慣れているコースで勢いをつけて、その気持ちで鈴鹿にいきたかったですが、事前テストもあまりできなくて、マシンを作り上げることができず決勝は(マシントラブルが出て)ちゃんと走ることができませんでした。今回はとりあえず転倒もなく終われて、やっとデータも取れてきた。この結果を次のレースに活かしたいと思います』
3位/#39 酒井 大作 ヨシムラスズキwithJOMO
『スタートが決まって、秋吉さんの後ろに付けたが、あのペースにはついていけず、少しずつ離されてしまった。その後は2位のポジションを守りたかったが、ダメでした。肩甲骨も痛みはありましたが、スタッフをはじめ皆さんのサポートでウィークを通じて決勝を最もよいコンディションで臨むことができました。開幕戦の結果からすれば、マシンのデータも取れたし、セッティングも進める事が出来たので、その意味では成果はありましたね。GSX-Rも新型になって、やることはたくさんあります。今回でさらに進化させて、夏までには十分秋吉さんと戦えるようになっていると思います』 |