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2001 R2-1 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦
鈴鹿スーパーバイク200km
■開催日/予選:5月26日(土)、決勝:5月27日(日) ■天候/予選:薄曇り、決勝:曇り
■開催場所/鈴鹿サーキット(5.85913km) ■観客数/予選:12,000人、決勝:19,000人


関口太郎(ヤマハ)がポールtoウィンで今季初優勝!!

 予選3番手の酒井大作(ホンダ)が絶好のスタートを切り、1コーナーへトップで進入。しかし、オープニングラップをトップで戻ってきたのは関口太郎(ヤマハ)だった。それに宮崎敦(ヤマハ)、大崎誠之(ヤマハ)が続く。
序盤でトップグループは、関口、宮崎、大崎となり、この3台は後続より速いペースで周回を重ね、セカンドグループとの差を広げていく。終盤、宮崎が関口を攻めるが、前に出ることができないまま周回が続いていく。
 結局そのままの順位で最終ラップを迎え、最後の勝負どころとなる130Rからシケインにかけても関口はトップを守り切り、レース中一度もトップを譲らずにチェッカー。見事ポールtoウィンを遂げた。2位の宮崎は、99年9月に行われた全日本第7戦鈴鹿以来の表彰台。前戦優勝の大崎が3位となった。4位には亀谷長純、5位にはスタートで大きく出遅れながら追い上げて順位を回復した青山博一が入った。


●ライダーのコメント

優勝 関口太郎(ヤマハTZ250/club ventis):
 序盤から逃げられればと思っていたが、宮崎さんと大崎さんの二人を引き離すことができなかった。ミスが出てきたので「落ち着け落ち着け」と自分に言い聞かせた。トップグループは3台ということがわかっていたので、中盤まではこのままいこうと思った。ラスト5周で引き離そうとしたが、逃げられなかった。最後の2周は、抑えることしか考えていなかった。コントロールラインを通過したとき、勝ったと思った。

2位  宮崎敦(ヤマハTZ250/MOTOREX DAYTONA):
 路面温度が下がったので、決勝ではソフトタイヤを選択した。中盤までは余裕があり、前に出ることも考えたが、ラスト5周にかけようと思った。表彰台は嬉しいが、今回のレースは作戦ミス。序盤からトップに出て、逃げるべきだった。TZ同士のトップ争いでわかったこともあるので、今後に役立てたい。

3位  大崎誠之(ヤマハTZ250/SP忠男レーシングチーム):
 金曜日、土曜日はエンジンのセッティングが決まらなかった。決勝で3台になってからは、何も考えず前の2台の様子を見ていた。終盤に入り、フロントが滑り始め、突っ込みの勝負はできないと思った。それからはついて行くだけになったが、表彰台にあがれてよかった。

   
トップを走る関口太郎(#4)を追う宮崎敦(#72) 関口、宮崎の背後でチャンスを狙う大崎誠之(#8)
酒井大作(#7)、小山知良(#71)、青山博一(#2)、横江竜司(#25)、
中須賀克行(#11)による5位争いの激しいバトル
ペースを上げることができず、残り2周は押さえることだけを考えて走ったという関口は、コントロールラインを通過するまで勝てるとは思っていなかった
ホールショットこそ酒井にゆずったものの、その後は常にトップをキープ、
今季初優勝は嬉しいポールtoウィンとなった関口(右)
レース序盤で余裕があったにもかかわらず
勝てなかったのは作戦ミスが原因だったという宮崎
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