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関口太郎が自身2度目のポールポジション。決勝もカギを握るのはTZ勢

 前回、大崎誠之の初優勝で始まったGP250クラス。筑波でのレースを見る限り、TZ勢が今のところ優位に立っているといえるだろう。金曜日に行なわれたA.R.T.合同テストでは、すべりやすい路面と強風に悩まされタイムは伸びなかったが、その中で関口太郎が2分12秒003をマークしてトップ。以下、大崎誠之、亀谷長純、宮崎敦、小野寺貴行とTZ勢が続き、RS勢のトップは6番手の酒井大作だった。また、前回の筑波で左足を骨折した昨年の全日本チャンピオン中冨伸一は今回欠場を余儀なくされた。チーム関係者によると、復帰は第5戦MINEになりそうだと言う。早い復帰を期待したい。
 ゼッケン1不在で始まった予選は、やはりTZ勢がリードしていく。予選1回目では、関口が10秒178をたたき出してトップ。これに大崎が肉薄し10秒249で2番手。以下、宮崎、亀谷、小野寺と続いた。関口は、予選2回目でさらにタイムアップを狙ったが、シケインで他車に引っかかり惜しくもタイムを更新できなかった。しかし、予選2回目でもトップタイムをマーク。文句なしのポールポジションとなった。「予選は常に決勝に向けてセッティングをしていた結果がポールポジションになっただけ。ポールポジションより、レースでトップでチェッカーを受ける方が大切だからね。決勝はなるべく少人数でのバトルになればいい」と関口。予選2番手には、やはり予選1回目のタイムで大崎がつけ、3番手にRSを駆る酒井大作が予選2回目でタイムを更新して食い込んだ。
 決勝は、関口、大崎、宮崎、亀谷のTZ勢を中心に、ペース次第で酒井、青山など絡んでいく展開になるだろう。さらに、前回、GP250デビューレースながら表彰台に上がった小山知良もトップグループに加わってくる可能性は高い。

(佐藤 寿宏)

   
   
   
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