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鈴鹿での連勝を狙う仲城英幸。ワンチャンスをものにしてP.P.獲得

 停滞する秋雨前線から、最も顕著な影響を受けたのが、この125ccクラスだ。金曜の練習走行と予選の最終セッションは雨となり、予選1回目のタイムがそのままグリッドを決定することになったのだ。

 また、予選中に東コースの分岐を利用してピットへ戻ってはならないというレギュレーションが、ドライのセッションが1回しかなかったこのクラスでは残念な結果を招くことになった。2週間前のSUGOで3位に入賞し、初めての表彰台に立つとともにツインリンクもてぎで開催されるパシフィックGPへの出場権を手にした青山周平が、唯一のドライセッションを2周しかれず、首位の107パーセントという基準タイムを破ることができなかったのだ。何らかの救済措置が取られないかぎり、青山は決勝レースへの出走を断念せざるを得ない状況に追い込まれてしまった。

 走行時間が限られていたことから、予選のペースが上がらず、タイムの開きが比較的おおきなかったのは仕方のないところだろう。そんな中で、ただひとり2分18秒を切り、ポールポジションを獲得したのは、全日本2連覇の実績を持つベテラン、仲城英幸だった。仲城は前回の鈴鹿で今シーズン、ここまで唯一の勝利を手中に収めている。SUGOでは同ポイントでタイトルを争う高橋裕紀がマシントラブルにより脱落するという絶好のチャンスに恵まれながら、自らも転倒リタイヤする不覚を取ってしまった仲城が、得意の鈴鹿で雪辱を期していることは言うまでもないだろう。その高橋は僅差の2番手につけ、ここでも新旧の実力者が真っ向からぶつかり合う様相となっている。

 葛原、菊池が3〜4番手でフロントローに並び、前回優勝の藤岡祐三も7位とまずまずのポジションを確保した。

 
(近藤 茂寛)
   
今回は勝ちたいという仲城
仲城英幸が今季初ポールポジションを獲得
2番手グリッドからスタートする高橋裕紀
菊池寛幸は今回4番手スタート
6番手スタートの井手敏男
8番手スタートの山本武宏
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