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武田雄一が初代ST600チャンピオンに王手!

 今シーズンからスタートしたST600クラス。全5戦で争われているが、ここまで3戦を終えて、スーパーバイククラスとダブルエントリーしている武田雄一が優勝2回、2位1回で、ランキングトップにつけている。ランキング2位の高橋英倫との差は44。今回、武田が勝てばチャンピオンが決まることになる。

 ST600クラスの公式予選は、30分のセクションが1度のみ。その予選開始直前に雨が落ちてきて、ほとんどのライダーがピットに戻ってレインタイヤに交換して出ていく。雨足は強くなり完全なレインコンディションの中でのタイムアタックとなった。金曜日のA.R.T.合同テストも雨の中、武田が33秒台をマークしてトップタイムだったが、予選でも6周目のアタックで2分31秒801をたたき出しトップにつける。結局、このタイムを破るものは現れず、武田がポールポジションを獲得。2番手の鶴田竜二は33秒206、3番手の奥野は33秒338と続くが、武田とのタイム差は1秒以上。武田が圧倒的な速さを見せつける結果となった。

 「今回は、ほかのメーカーのバイクが速くなってきているので明日は頑張るだけですね。勝ってチャンピオンを決めて、TIからはスーパーバイクに集中したい」と武田。しかし、2番手の鶴田は「絶対勝つ! だれが速いライダーか分からせてやる」と語り、3番手の奥野も「給料1カ月分(25万円)はたいてマフラーを買った。鈴鹿は地元だし勝ちにいきます」と強気のコメント。果たして武田が勝って初代ST600チャンピオンを獲得するのか? ランキング2位の高橋、ランキング3位の新垣敏之の動向も気になるところだが、高橋は予選21番手と厳しいポジションだ。武田のチャンピオン獲得の可能性は高いと言えるだろう。

 
(佐藤 寿宏)
   
堂々のP.P.獲得、武田雄一
鶴田竜二が2番手から武田を追う
奥野正雄も3番手から優勝を狙う
高橋英倫理は21番手と出遅れてしまった
フロントロー4番手を獲得した吉田忠幸
八木孝弘は今回5番手から決勝スタート
7番手の山本琢磨
前回の鈴鹿戦を制した長谷川克憲は8番手
   
 
11番手の山本良伸
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