ポールポジションからスタートした菊池寛幸がホールショット奪い、スハタイ・チャンサップ、小山知良、小室旭、葛原稔永、高橋巧、坂田和人、岡田純一、仲城英幸と続いていく。オープニングラップの最終コーナーでスハタイが転倒。再スタートするものの大きく遅れてしまう。
スタート直後は菊池がペースを上げ、独走体制を築くかと思われたが、後方では坂田が3周目に小山をかわして3位に、5周目に小室をかわして2位に上がると、最終コーナー進入で菊池をかわして、ついにトップを奪う。トップグループは坂田を先頭に、菊池、小室、小山、仲城の5台が形成。坂田は世界チャンピオンの実力をまざまざと見せつけ、中盤までレースを引っ張っていく。そして13周目の最終コーナーへの進入で菊池が再びトップに出る。しかし14周目の最終コーナーで菊池がマシントラブルで転倒。直後を走行していた小室と坂田は避けることができずに転倒。このアクシデントで小山がトップに立つ。
小山は乾いているレコードラインを走行。仲城も後方でチャンスをうかがうが勝負を仕掛ける余裕はなかった。小山が真っ先にチェッカーを受け、GP125復帰2戦目にして優勝を果たした。仲城が2位となり、今シーズンGP125に復帰した二人のチャンピオンが表彰台に並ぶ結果となった。3位争いは井手敏男と波多野祐樹の一騎打ちとなっていたが、27周目に井手が転倒。波多野がうれしい全日本初表彰台に上がった。以下、山本武宏、竹内吉弘、森田修司、葛原太陽、再スタートした井手の順でチェッカーフラッグを受けている。
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