梅雨まっただ中にレースウィークを迎えたツインリンクもてぎだが、昨日まで降っていた雨も上がり、晴れ上がった空のもと、GP250の予選が開始された。
予選1回目では2位以下を1秒以上引もき離し、高橋裕紀が1分55秒296でトップタイムをマークした。2番手に横江竜司、3番手に青山周平、4番手の藤岡祐三までが1分56秒台を記録。
高橋は開幕からの2戦でポールポジションを獲得しており、このツインリンクもてぎで高橋の勢いを封じたいライバル達は午後のタイムアタックに臨む。予選2回目で最初に1分56秒台に入れてきたのは亀谷長純。5周目に1分56秒558でトップにつける。中須賀克行、まだケガが癒えない及川誠人も午前のタイムを上回る1分56秒台をマークし、それぞれ3、4番手に浮上。高橋は徐々にタイムを上げ、1分56秒099で再びリーダーボードのトップを奪い返す。
残り10分を切り、各ライダーが最後のタイムアタックに入っていくと、ここから順位は目まぐるしく入れ代わる。まず青山が1分55秒976で予選2回目で初めての1分55秒台をマーク。亀谷が1分55秒922、横江が1分55秒786とタイムを上げるが、予選1回目の高橋のタイムを上回ることがなかなかできない。残り3分を切り、亀谷が高橋に迫る1分55秒783を出すが、フレッシュタイヤで再びコースインした高橋が更にタイムを伸ばし1分55秒554をマーク。ここでチェッカーが振られるが、高橋は最後に1分54秒507を叩き出し、2位以下に大きく差をつけ3戦連続のポールポジションを奪取した。
昨日の雨でコンディションが変わってしまい、目標の53秒台に入れることができなかったと、納得のポールとは言えなかったが「予選で速さを見せられたので、決勝では強さを見せます!」と強気のコメント。高橋の独走を止めるライダーは現れるのか?
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