優勝/酒井大作
絶対に安田さんが前に出てレースを引っ張るのは分かっていたので、逃がさないように追いかけていって、最後に勝負しようと思っていた。他のライダーに絡んでしまい遅れてしまったが少しずつ詰めていければ追いつくだろうと思っていたら、安田さんが転倒した。2番手は大崎さんが走っていることは分かっていたので差を見て走った。オフのテストは条件に恵まれなかったけれど、3月からのテストの内容がよかったので勝つことができた。本当にスタッフがよくやってくれた。この優勝で浮かれることなく、毎戦確実に成績を残して、今年は最後に一番で終われるシーズンにしたい。
2位/大崎誠之
スタート直後は安田くん、高橋くん、大作くんなどブリヂストンユーザーに比べてコーナーが厳しかったけれど、直線がちょっとだけ走っていたので、ついていけると思った。4周目辺りから高橋のペースが落ちてきたので、早く抜こうと思っていたけれど、前に出たときは、すでに2秒近く離れていた。大作に追いつこうと、57秒台前半で走ってけれど、追いつかなかったので2番手をキープした。去年は開幕戦で転倒、今までテストができていなかったし余裕がなかったけれど、今年は十分テストができた。路面温度が低かったのでソフトタイヤを選んだ。ロングランは初めてだったけど、ちゃんともってくれた。開幕戦で2位は上出来だと思う。
3位/宮崎 敦
レースを走れないと思っていたから、ここ(記者会見のイス)に座っているのが不思議なぐらい。先週のテストで転び、肋骨を3本折ってしまっていたので、今週はセッティングは何もせず、何とかレースを走るために調整してきた。まわりのペースに乗せられて痛みをかばいながら走り切れてよかった。バイクはモデルチェンジしてポテンシャルが上がっているので体調が万全になれば、もっといけるはず。
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