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SUPERBIKE RACE in MINE


GP250
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 SUPERBIKE RACE in 九州
主催:オートポリスサーキット(4.674Km)
予選レポート
DATE:2006-5/27

大本命は今回も横江竜司。
急成長中の高橋巧らがどこまで対抗できるか

 2006年シーズンの全日本選手権は、このレースで前半戦終了という節目を迎える。ここまでの2戦では横江竜司が2連勝を達成しており、このまま横江が全勝で前半戦を終えるかどうかがこのレース最大の注目点だ。

 前戦までは3戦とも天候不順で、どのチームもすでに昨年1年間に使ったレインタイヤの消費量を上回っている状況だ。そのジンクスは4戦目のオートポリスも変わらず、金曜には気象庁から九州南部に梅雨入り宣言まで出されている。そのため金曜の練習走行、土曜の予選は雨の状況下で行なわれたが、ここでも圧勝したのは横江だった。
「僕は東北の出身ですけど、西日本にあるサーキットのほうが得意なんです」と話す横江には余裕すら感じられたが、しかし今回の予選が少し違うのは、最後のタイムアタックで予選2位となった高橋巧が徐々に横江との距離を縮めてきたことだ。高橋巧は、ここ数戦で目を見張るほどの成長を見せており、レース関係者の間でも「巧はこれから伸びそうだ」と評価が高まっている。その高橋巧は相変わらずコメントは控えめだが、同じく急成長してきたチームメイトの小林龍太を名指しして「小林くんには負けたくないです」と言っている。「オートポリスでレースをするのは初めて」という宇井陽一が最後のアタックで3番グリッドを確保し、及川誠人までがフロントローに並ぶ。

 気になる決勝は、絶好調の横江が最初から逃げる可能性が高い。それに対し、上記のライバルたちと、「日本GPに出たいのでいい結果を残したい」という小林、ここまで2戦はマシントラブル続きだが「このレースに賭けている」という九州共立大学に通う地元の濱本裕基、筑波で横江をあと一歩まで追い込んだラパター・ウィライロー、筑波からライディングスタイルが変わってきた高橋江紀らがどのように対抗するかに注目したい。。

[川岸 健二]

伊藤真一  

横江竜司

   
伊藤真一   高橋巧
     
 
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