2番手グリッドからスタートした中上貴晶がホールショットを奪い、仲城英幸、富沢祥也、竹内吉弘、菊池寛幸、山本武宏、渡辺一馬と続いていく。ポールポジションからスタートした井手敏男は、9番手と出遅れてしまう。3周目に入るホームストレートでは、仲城が中上をかわしトップに浮上する。これに富沢も続き、2番手に上がるとシケインで仲城をかわし富沢がトップに立つ。しかし、4周目に入るストレートで中上が富沢、仲城をかわしてトップを奪うと、一気に1分34秒台でペースアップ。富沢が必死に追うが、コンスタントに1分34秒台というハイペースで走る中上にジリジリと離されていく。3番手には菊池が浮上し、仲城が追う展開に。富沢と菊池の差も開いていき、菊池と仲城が3番手争いを展開する。その後方では出遅れた井手が追い上げを見せ、5周目には6番手に上がってくる。
ベテラン同士の戦いとなっていた3位争いだったが、仲城が10周目のシケインでまさかの転倒。これで3番手、単独走行となった菊池だったが、15周目のシケインで、こちらもまさかの転倒。ベテラン2人が、共に悔しいリタイアとなった。かわって3番手争いを繰り広げたのが井手と竹内だった。
中上は、レース終盤にややペースが落ちたものの、十分なマージンを取って独走でゴール。開幕戦から負けなしの4連勝を達成した。富沢が2位でゴールし、2戦連続でティーンエイジライダーが1-2を独占した。3位争いは井手が制し、今季初表彰台。竹内は惜しくも表彰台を逃し4位。6台によって激しいバトルが繰り広げられた5位争いは、17周目のシケインで山本が転倒。これに菅谷慎一と葛原稔永が巻き込まれて3台がクラッシュするアクシデントが発生。結局、渡辺が5位争いを制し、岩田裕臣、徳留真紀と続いてゴールした。
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