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SUPERBIKE RACE in MINE


GP125

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 SUPERBIKE RACE in 岡山
主催:岡山国際サーキット(3.703Km)
決勝レポート
DATE:2006-10/15
■開催日/予選:10月14日(土)、決勝:10月15日(日)  ■天候/予選:晴れ・ドライ 決勝:晴れ・ドライ
■開催場所/岡山県・岡山国際サーキット(3.703Km) ■観客数/予選:3,030人・決勝:18,200人

中上貴晶が富沢祥也とのバトルを制し、
5連勝で史上最年少チャンピオンに輝く!!

  ポールポジションからスタートした中上貴晶がホールショットを奪い、2番手グリッドの富沢祥也、初めてフロントロウにつけた岩田裕臣が続く。岩田は、オープニングラップのアトウッドカーブで富沢をかわすが、中上をマークしたい富沢は、すかさず岩田を抜き返す。中上を先頭に、富沢、岩田の3台が、オープニングラップから4番手以下を引き離し、トップグループを形成していく。

 2周目の1コーナーでは富沢が中上をかわしてトップを奪う。これに岩田も続き、アトウッドカーブで中上をかわす。しかし、中上もダブルヘアピンの進入で抜き返し、再び2番手に浮上する。トップを走る富沢は、ややリードを広げるが、中上もペースを上げて、その差をつめていく。そして5周目のホームストレートで中上が富沢をかわしてトップを奪う。中上と富沢は、次々と順位を入れかえる激しいバトルを繰り広げていくが、8周目のバックストレートで富沢は、捨てシールドを取ろうとした際に、キルスイッチを押してしまい失速。このまま中上が独走体制を築くかと思われた。岩田も、この辺りから遅れ始め単独3番手を走行する。その後方では、井手敏男、竹内吉弘、井上誠、徳留真紀、山本武宏が激しい4番手争いを繰り広げていた。また、22番手グリッドから9番手まで追い上げていた菊池寛幸は、12周目にマシントラブルでリタイアしている。

 トップ争いは、レース終盤を迎えた13周目辺りから、富沢がペースを上げ、ファステストラップたたき出して中上との差を縮めていく。14周目に富沢は、中上の背後に迫ると15周目のヘアピンでトップに浮上する。再び激しいバトルを始めた2台は、順位を入れかえながら最終ラップを迎える。トップを走る中上は、全力の走りで富沢を抑えきりトップでチェッカー。5連勝で見事チャンピオンを獲得した。富沢は、惜しくも2位。岩田が3位でゴールし、全日本で初めて表彰台に上がった。

 2列目8番手グリッドにつけていた仲城英幸は、朝のウォームアップで転倒。右手を痛め、決勝をキャンセルした。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/中上貴晶
スタートは決まったけれど、なかなかペースを上げられなかった。最後に(富沢が)くるのは、分かっていたから全力で走って抑え切れてよかった。いつもより緊張していたのか不安というかドキドキしていた。でも、レースが始まったら集中して走ることができた。今年は、ここまで混戦のレースや、逃げられるレースも、いろいろあった。最終戦は、筑波のときより、2位に差をつけて勝ちたいですね。全戦全勝を目指します。

2位/富沢祥也
(中上に)離されたときは、ストレートでシールドを捨てようとしたらキルスイッチを押してしまい遅れてしまった。追い上げは、きつかったけれど全体的にバイクが決まっていたので、後は人間が合わせるだけだった。ラストラップは、前に出たかったけれど、ダブルヘアピンの2個目で勝負をかけたら予想以上にトラクションがかかってリアが流れてしまった。チェッカーまでストレートで並べるように頑張ったんだけどね。

3位/岩田裕臣
今年は、藤岡(祐三)さんと組ませてもらっている。(藤岡の)知識は豊富なんですけど、それを生かせていなかった。前回辺りから、いい感じになってきて、その流れが今回につながっていた。走り始めから手応えがあったので表彰台を狙おうと思っていた。


  レーススタート
     
  レース序盤は富沢、中上、岩田の3台によるトップ争いが展開
   
  中上がトップに立ち、富沢が追う
     
  優勝・中上貴晶、2位・富沢祥也、3位・岩田裕臣
     
  開幕から破竹の5連勝で史上最年少チャンピオンに輝いた中上
     

Photo:H.Wakita/Y.Harada

 
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