開幕戦を制した宇井陽一が今回も好調だ。「筑波は得意ではない」と言いながらも、常にセッションをリードするライディングを見せた。
GP250クラスの公式予選は、今回も1セッション(35分)のみで争われた。宇井は、早い段階でタイムアタックに入り58秒2をマーク。常にリーダーボードのトップにつけ、セッション終盤に57秒台にソフトタイヤを履いた宇井は、ただ一人57秒台に突入し、ポールポジションを獲得した。「いい感じですね。足回りに関しては、レースウイークに入ってから何もいじっていない。58秒がカベになっていたので、自己ベストが出せてうれしい。(高橋)巧も及川さんも筑波を得意としているライダー。ボクのライディングは、中高速コーナーに合っているから、筑波は、まだ克服中。ただ、最終コーナーには自信がある。決勝は、誰が何と言おうとチャンピオンになるために勝ちにいきたい」と強気のコメント。
2番手には、高橋巧がつけたがマシンもライダーも今一つと言う。「昨日までは、うまくブレーキングポイントを取れず調子を崩していた。決勝は、スタートを失敗しないようにして、トップ争いをして勝ちたい」と高橋。3番手の及川誠人も事前テストから金曜までハマっていたと言う。「ようやく決まったというか戻った。58秒台中盤では走れる自信があるので周りを見ながらいく」と及川。4番手の富沢祥也は「両クラスとも、あと一歩の出来なんですよ。トップ争いについていければ、最後に勝負したいですね」とコメント。
レースは、宇井がイニシアチブを握りそうだ。果たして宇井が独走となるか? 高橋、及川、富沢が意地を見せるか!?
|