| Rd1 MOTEGI | Rd2 SUZUKA | Rd3 TSUKUBA | Rd4 AUTO POLIS | Rd5 SUGO | Rd6 OKAYAMA | Rd7 SUZUKA |

SUPERBIKE RACE in SUGO


GP125
GP250

文部科学大臣杯 2007年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 SUPERBIKE RACE in SUGO
主催:スポーツランドSUGO(3.7375Km)
決勝レポート
DATE:2007-8/26
■開催日/予選:8月25日(土)、決勝:8月26日(日)  ■天候/予選:晴・ドライ 決勝:晴・ドライ
■開催場所/宮城県・スポーツランドSUGO(3.7375Km) ■観客数/予選・決勝: 人

富沢祥也が2位以下を大きく引き離し今季2勝目をゲット!

 富沢祥也がポールポジションからホールショットを決め、仲城英幸、岩田裕臣がそれに続く。オープニングラップから早くもこの3台が抜け出し、トップグループを形成した。仲城は富沢をかわし、一時トップに立つが、2周目には富沢が再びトップを奪い、2台を引き離していく。仲城、岩田のし烈な2位争いの後方では、浪平伊織、徳留真紀、井手敏男、柳沢祐一らが4位争いを展開していた。
 5周目のバックストレートで徳留が浪平をかわし、4位争いの集団から抜け出すと、2位争いの2台に徐々に近づき、レース中盤の9周目には2位争いに加わっていく。
 仲城、岩田、徳留の3台は何度もポジションを入れかえる激しいバトルを展開。2位争いは最終ラップまでもつれ込んだ。3番手につけていた岩田は、ハイポイントコーナーで徳留のインに飛び込み2番手に浮上。最終コーナーまで必死に徳留の追撃を押さえ込む。ホームストレートにかけて2台は並んだが、岩田の加速が僅かに勝り、0.013秒差で岩田が先にチェッカーを受けた。
 独走態勢に持ち込んでからも1分35秒前半のペースを崩さなかった富沢は、最終的に2位に15秒以上もの差をつけ、今季2勝目を挙げた。岩田が2位、徳留が3位でゴールしたため、ランキングトップの岩田とランキング2位の徳留との差は11ポイントから13ポイントへ広がった。
「3台はトップスピードが、ほとんど同じで、コーナーの進入で抜くのも難しい状態だった。コントロールラインの直前で前に出られればと思っていたが、最終ラップのシケインでミスをしてしまった」という仲城は、徳留からコンマ2秒余り遅れの4位でチェッカーを受けた。
 ケガをおしてレースに出場した菊池寛幸は、最終ラップで5位争いの集団のトップを奪ってゴール。以下、柳沢、井手、日浦大治朗、浪平、菅谷慎一と続き僅差でゴールしている。

[佐藤 寿宏]
●ライダーのコメント

優勝/富沢祥也
初めは仲城さんがすごく速くて、自分の思い通りにはいかないのかなと思いました。仲城さんを抜いてからは、後ろで岩田さんとバトルをしているのが見えたので、そのうちに逃げ切ろうとペースを上げました。コースレコードを出そうと頑張っていたのですが、4秒台を出すことができませんでした。絶対後ろに誰か来ていると思っていたので、後ろとのタイム差をボードで確認する余裕もなかったんです。勝てたことはとても嬉しいけれど、満足できる走りではなかった。

2位/岩田裕臣
事前テストからすごく調子が悪かったので、今回のレースでは今まで溜めたポイントを全部使い切ってしまうと思っていたのですが、祥也について行って振り返ってみたら、後ろが離れていました。でも祥也が速すぎて、全然ついて行けなかった。優勝は初めから無理だと思っていたけど、テック2の2台には勝ちたかったので、2位で満足しています。

3位/徳留真紀
事前テストではバイクもタイヤも決まっていた方だったのに、レースウイークに入ってから苦戦した。予選ではなんとかこじつけで7番手。レースでもちょっとトラブルがあったけれど、最終的にはだいぶ解消された。じょうやん(仲城)と祥也が速いのは分かっていたけれど、岩田がついていったのは予想外でした。最終ラップは10%勾配を登り切ったあたりで「抜けた」と思ったけど、岩田のバイクがゴールライン手前で伸びがよかったようだ。


  オープニングラップで、一旦はトップに立った仲城
     
  富沢がトップに立つととそのままリードを広げた
     
  岩田/仲城/徳留の2位争い
     
  今季2勝目の富沢
     
     

Photo:H.Wakita

 
| Top |



(C)MFJ. All rights reserved.