公式予選はGP125クラスからスタート。前日のA.R.T.合同走行で2番手以下を約1秒引き離す好走をみせてたいた富沢祥也が、予選でも常にリーダーボードのトップに立ち続けていた。7周目には早くもただ1人、1分34秒台に突入する。11周目には更にタイムを削り、1分34秒882をマーク。他のライダーのタイムをまたも1秒以上引き離してみせた。
ラストアタックに入ると、菅谷慎一、仲城英幸、井手敏男、岩田裕臣が続々と自己のタイムを更新。1分35秒957で富沢に続いていた竹内吉弘のタイムを上回るものの、富沢のタイムには及ばなかった。
デビュー2年目の富沢はコースレコードにはコンマ2秒ほど届かず、惜しくも更新とはいかなかったが、全日本初のポールポジションを獲得した。
SUGO大会開幕直前に参戦が決まった葛原大陽は9番手。本人にとっては納得のいかないタイムだったが、決勝ではトップ争いに加わってくるだろう。
前戦オートポリスの予選中に転倒した菊池寛幸はまだ「バイクにまたがるのもやっと」という状態で怪我をおして出場しているが、「様子を見ながら走っている」と言いながらも11番手につけている。
また、今大会から参戦している13歳になったばかりの最年少ライダー、Team NOBBYの日浦大治朗は12番手と健闘している。
フロントロウに並ぶ仲城、菅谷、セカンドロウの岩田、井手、竹内らベテラン勢が富沢の前に出れば、大混戦も予想される。決勝は、富沢がポールポジションから好スタートを決められるか否かが鍵となりそうだ。 |