優勝/宇井陽一 SEV.spruce/PRO-TEC
雨足が強くて、どのタイヤがいいか悩んでいたが、朝のウォームアップ走行ではタイヤではなくて足回りのセッティングで改善したので決勝のグリッドへ向かう時に、雨が強くても大丈夫だと確認できた。SUGOの雨は特殊で下りコーナーが多いから接地感がない。これまで雨はうまく乗れていなかったが、雨だった木曜日の走行を2本とも走っていたので、ちょっと気が楽だった。決勝は途中で雨が強くなって、レインボーコーナーとかでは霧も出ていた。僕はライトスモークのバイザー使っていたので霧が濃くて見えづらかったけれど、僕の上だけに雨が降るわけじゃないし、僕がタイム落としたら、みんなも落ちるだろうと思った。常に後ろのタイムを(サインボードで)出してもらっていたけれど、逆に後ろのペースに合わせるとうまくタイヤが機能しなかった。1分44秒から43秒後半とかで安定して走れたのがよかったですね。次の鈴鹿も頑張ります。
2位/関口太郎 Henkel プラスミュー
開幕戦から(トップ3インタビューに)来られると思っていたけど、長くかかってしまった。ドライだとホンダも速いし、宇井さんも速いペースで走るだろうと思ったので、今日はウエットのほうがいいなと思っていた。及川さんに追いついてからは様子を見ていたというより、ペースも変わらないし、ついていくだけで抜けないかなと思った。全日本にデビューした1995年の再現かと思った。そのときは及川さんと同じチームで、同じように雨のレースがあって、旧6コーナー(110R)で抜かれた。今回は逆に抜いたので1995年の仕返しできてよかった(笑)。スタートで遅れて、早く追い上げないといけないと思ったけれど、あせっても1995年と同じことになると思って慎重にいった。残り2戦も全力で、またここ(トップ3インタビュー)にこられるように頑張りたいと思います。
3位/及川誠人 WILL-ACCESS&SJR
めずらしく事前テストもできて、調子も上々だった。いい感じでいけると思っていたが、こんな天気になってしまった。雨だった木曜日を走れなかったので、セッティングを詰めきれなかった。朝のウォームアップ走行で初めて雨で走ったが、微調整しかしていないし、決勝でも問題点があった。宇井選手についていけると思ったけれど、何回か転びそうになったので、完走を目標に切り替えた。今年はチームの体制が変わって、なかなかテストもできない状況だったけれど、今回はインターバルもあって、テストの準備もできたのがよかった。 |