優勝/渡辺一馬 TEAM PLUS ONE
ポールポジションからスタートするのは初めてで、グリッドで自分の前に誰もいなくて、どんなに頑張ってもこれ以上順位が上がることはないと思うと緊張しました。レースが始まってすぐは雨も強くなかったので、うまく山田さんに追いつくことができました。山田さんが前にいるうちは走りやすかったのですが、レース中盤から雨が強まって、コース上に川ができてしまっていた。山田さんが転倒してからは、ペースをつかむのが難しかったです。とにかく転ぶことだけは避けようと思って走っていました。後ろからの追い上げがすごく気になって、ペースを上げないとファイナルラップまでもたないなと思いました。(最終ラップでひっかかった)周回遅れは、早くから気づいてくれていました。シケインあたりできっと譲ってくれると思ったら譲ってくれませんでしたね(笑)。トップでゴールできて本当によかった。このレースウイーク中、ずっとリラックスして楽しく走れたことが勝因だと思います。GPライダー風に言うなら、“僕はSUGOを愛しているし、SUGOは僕を愛してくれている”ですかね。これで“勝たなきゃ”という思いからは解放されたので、次のレースからはもっとリラックスできると思います。
2位/菊池寛幸 F.C.C.TSR
レースウイークが長かったわりには、足踏みしてしまった感じだが、メカニックが決勝に向けてバイクを仕上げてくれた。このコースは最初に前にいかないと離されてしまう。3番手に上がった時にはトップから離されていたので、前がどうというより、自分との戦いだった。とにかく諦めずにいこうと思っていた。まあまあいいレースができたと思う。一馬はレースを始めたころから知っているし、大治朗は僕の(SRS-Jの)生徒なので、一緒に表彰台に上れてうれしいね。若手が(上位に)上がってきてくれるのはうれしいこと。僕と同年代も頑張っているし、いい勝負をしてやろうと思っている。若手だけではレースは成り立たないと思っているし、僕たち(ベテラン)のことも応援してほしい。
3位/日浦大治朗 Team NOBBY
先生(菊池)のペースが速くてついていけなくて、最後も後ろが気になってペースを上げることができませんでした。レースウイーク中は天気のいい日がなくて、雨は前についていけると思わなかったから、表彰台上れてうれしいです。タナボタもあったと思うけれど、先週出場した(レッドブルMotoGPルーキーズカップの)チェコ・ブルノがレインコンディションもドライコンディションも、うまくいかなかったので、雨の方の借りは少し返せたかなと思います。 |