●ライダーのコメント
優勝・シリーズチャンピオン/#2 高橋巧 バーニングブラッドRT
(2番手との)ポイント差は知っていたけれど、今回のレースで(チャンピオンが)決まると思ってなかったのでビックリしています。とにかく優勝しか考えていなかった。レースは(宇井さんとの)タイム差がなかったから、逃げられるとは思わなかった。とりあえず離されないようにすればチャンスはあると思っていました。タイヤがもつか分からなかったが、抜かれてからも離されなかったので、自分の走りで追い上げてみようと思った。抜かれたらまた抜き返せばいいと思って前に出ました。S字からデグナー、ヘアピンまでに抜かれないようにして、あとは裏ストレートを気をつけていました。最後に絶対抜かれると思っていたので、シケイン(カシオトライアングル)を立ち上がるまでは勝てるか分からなかった。(チェッカー後は)チャンピオンフラッグが用意されていたのに気づかず、そのまま通り過ぎそうになってしまいました(笑)。前戦のSUGOで勝てなかったので、今回は絶対勝ちたかった。最終戦はテストからしっかりセッティングを出して、自己ベストを絶対更新して優勝を目指したい。
2位/#41 宇井陽一 SEV.spruce/PRO-TEC
レース前から、巧とのバトルになるだろうと思っていた。(巧とは)それぞれ違うタイヤだが、これまでのレースで、お互いの速い部分と遅い部分は分かっていたので1〜2コーナーで詰められると思っていたのに、いいギアレシオが見つけられなかった。デグナーカーブの2つめで抜こうと思っていたが、1つめのコーナーで追突しそうになって、ハイサイドを起こしスクリーンが割れてしまった。マシンより、今日は人間がダメだったと思う。巧は今年、特に後半戦で目に見えて成長しているのが分かる。去年の岡山では(巧に)負けているので、マシンをしっかり仕上げて、巧に負けないようにしたいね。
3位/#32 関口太郎 Henkel プラスミュー
とてもふがいないレース展開でした。1周目のS字コーナーの2つめで(山崎)郡が転んで、それを避けたら前との差がひらいてしまった。(前にいた濱本裕基を抜いて)3番手に上がった時には、前が離れていた。追いつけると思ったが追いつけなかったね。ボクが勝てていれば(この鈴鹿大会の)ブリヂストンが全制覇できたのに、申し訳ない気持ちです。今年は2位と3位は取れたので、最終戦では1位を取りたいですね。 |