優勝/#3 及川 誠人 COLT&SJ-R
『本当はモリワキさんといい勝負して600(GPプロト)に勝てるレースがしたかったけれど、朝に走った時点でこれは違うなと思って(笑)宇井選手との戦いに頭を切り替えていきました。今回は路面コンディションがよくなかったので、予選はかなり大きくサスやタイヤをふって、うまく走れるところを探していた。それが決勝朝のウォーミングアップランまでかかってしまった。でもいい感触があったので、決勝は当たればいけると思った。ちょうど当たって気持ちよく走れました。宇井選手に追いついてからは前に出たくてしょうがないのを、ぐっとガマンしていました。最終ラップは失敗すると取り返しがつかないので、ラスト2周のヘアピンで抜こうと最初から決めていました。前に出てから脈拍が上がり失敗もあったけれど、深呼吸して“あと1周頑張れ!”と自分に言い聞かせました。これまで20年近くレースをやってきたのでスポンサーやずっと応援してくれた仲間たちに感謝したいですね。全6戦しかないので今回はどうしても負けられないレースだと思っていた。これを弾みに、ツインリンクもてぎも鈴鹿も優勝してチャンピオンを狙っていきたい』
2位/#41 宇井 陽一 立花レーシングwithSpruce/PT
『グリッドに出ていくときから今日は厳しいレースになるなと思っていた。タイヤが温まったら(及川さんが)来るなと思っていたら案の定来たけれど、自分が覚醒しなくて…、そのまま終わっちゃいました。僕だったら何周目で抜くか考えて、最終ラップでかっこよく抜こうとして失敗すると大変だし、残り2周あたりで来るかな?と思ったら、やっぱり来た。後ろについていて(及川さんが)オーバーアクセルで何回かすべっていたので、及川さんの脈拍が整う前に、もう一度1コーナーで抜こうと思ったけれど、今回はスリップストリームもきかなくてつらかった。1コーナーでも止まれず、バックストレートエンドでは追いつかず無理だなと思った。ダブルヘアピンの進入で行こうと思ったら手前のコーナーで失敗してしまい、無理に抜くのはラフになってしまうので、やめました。ツインリンクもてぎは僕も及川さんも得意なので、またいいレースになると思うけれど、次は負けません』
3位/#8 渡辺 一樹 COLT&SJ-R
『泣きたいくらい悔しいです。A.R.T.走行からタイムに差があった。これまで決勝ではスタートミスが多かったので、スタートで食いついていきたいというイメージを描いていた。いいスタートは切れたけれど、1コーナーの突っ込みが甘かったみたいで、インから(及川)誠人さん、アウトから宇井さんが来て、あっさり抜かれてしまいました。2、3周目までは何とかついていけたけれど、バイクがスリップストリームにもつけない状況で厳しかった。やっと自分のリズムをつかんでペースを上げた時はもう離されていました。追いかけたかったんですが…悔しいですね。トップに絡むためには、もっと自分のレベル上げていかないと。精神的にまだ甘いんですね。勝ちを狙っていくレースをできるように頑張ります』 |