●ライダーのコメント
優勝/#5 山田 亮太 TEAM PLUS ONE
『いきなりの雨だったので最初はみんな様子を見ながらだったと思う。(トップ争いは)すごい台数がいると思っていたので、その中でなるべく前のポジションをキープしよう、あとは周りに合わせて最後に勝負するのが安全だと考えていました。グリップはよくてタイヤを滑らせる人もいなかったので、みんな余裕があったはず。誰かが相当無理しない限りは集団を抜け出すことはできないし、集団の中でも余裕のありそうな菊池さんの動きを見ていこうと思いました。僕のバイクはストレートの伸びがよかったので、1対1の勝負になったら1コーナーで抜こうと考え、それまでは、なるべく2番手以降に落ちないように気をつけて最後に勝負しました。ラストラップは菊池さんも無理はしないだろうし、きっちり走ればなんとか抑えられると思い落ち着いて走りました。優勝できてとてもうれしいです』
2位・シリーズチャンピオン/#1 菊池 寛幸 チームウイリー
『落ち着いてレースをしよう、まずはスタートを決めて様子を見ようと思った。コース改修されていたのでグリップはいいけれど、雨の東コースは予想していなかったし経験もなかった。そんな中で安全にチェッカーを受けることができてよかった。集団の中でも亮太の走りは気合いが入っていたね。追い込めるなら追い込んで最後まで諦めずにいこうと思っていました。(安全にタイトルを獲ることを考えて)最終ラップまで待たずに前に出て、そのままいこう、うまくいけば勝てるし、うまくいかなくても2位にはなれるだろうと考えた時点で負けていたのかも。亮太の走りは素晴らしくて今回はかなわなかった。(引退することも)昨年は考え悩んだりもしたけれど、家内に「好きなことを続けて、その姿を子どもに見せて欲しい」と言われ、頑張ってやろうと思った。こうやって宣言すると後には引けないので腹をくくって、できる限り走り続けます』
#8 日浦 大治朗 Team NOBBY
『今回は家族や友達やいっぱい応援に来てくれていたので、久しぶりに表彰台に上れてうれしかった。スタートで失敗してトップから離されて序盤はペースが上がらなかったけれど、仲城先生が前に出てからはペースが上がりました。仲城先生がいなくなってしまっても前が見えていたので頑張って攻めてみたら追いつくことができました。それから前に出ようとしたけれどトップも2番手も狙えなくて残念です。最終ラップは菊池先生の後ろにいて、逆バンクからダンロップコーナーの間で抜こうと考えたけれど引いちゃいました。気持ちが足りなかったと思います。今シーズンは急に背が伸びてバイクが乗りづらくなってしまい、ちょっとずつ合わせていって岡山辺りからやっと乗り慣れてきました。ツインリンクもてぎの雨のテストでいい感じだったので、(今回のレースが)雨でよかったと思いました』 |