優勝/#6 大久保光 18GARAGE RACING TEAM
『自分がレースを引っ張っていこうと思ってスタートに臨みました。スタートが思った以上に成功して、1コーナーでトップに立っていたのですが、ペース上がらず後ろからつつかれていたので冷静になろうと思いました。バックストレートでは自分のバイクが速かったので無理せず走っていました。とにかく前に出たら単独でも“攻めていくぞ!”と決めて後ろは確認せずに、とにかく攻めて走りました。最後の10周くらいにペースを上げようと、マシンとタイヤの状態を見ながらペースを上げてみたけれど、なかなかうまく上げられませんでした。ファイナルラップに入るときに電光掲示板で岩田さんが2番手にいるのを知って、岩田さんなら59秒台に入れてきそうだと思ったので怖かったですね。ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がって、チェッカーが見えて、やっと優勝を確信しました』
2位/#5 岩田裕臣 TEAM PLUS ONE
『(しばらく成績が出ていないことに対して)本当に自分は遅くなってしまったのではと不安になりましたが、自分が速かったときのビデオを見たりして、イメージだけは保つようにしていました。開幕戦から表彰台に上ることができてホッとしています。
最初はボクが前に出ましたが、すぐに(大久保)光がきて、長島くんや鎌田くんと3台でやり合っていたのを、後ろで様子を見過ぎてしまいました。その間に光がスパートをかけてしまい、追いつくことができなかった。レースは昨年限りで辞めようと考えていたのですが、昨年は、お世話になっていたダイドーさんのために表彰台に上がることができなかった。今年はチームを移籍しましたが引き続き応援していただいているので、この表彰台をダイドーの方々に捧げたいですね。レースを続けて本当によかったと思いました』
3位/#23 鎌田 悟 ENDURANCE +桶川スポーツランド
『スタートで(大久保)光が前に出たけれど、その時点では焦りはありませんでした。予選ではタイムが出ているし、最終コーナーの立ち上がりでは自分の方が有利だと思っていました。でも光はストレートが速く、前に出てもバックストレートですぐに抜かれてしまう。光の前を走ったらレース全体のペースが落ちるかなと思ったので温存する方向に切り替えたのですが、岩田さんと同じように、様子を見過ぎてしまいましたね。(レース)後半になって、長島くんの前に出ようとしたところでギア抜けをしてしまい岩田さんに抜かれて4番手まで落ち、そのうちに光が逃げてしまいました。ポールポジションを取って主導権は自分にあったはずなのに、決勝で甘いところが出てしまった。作戦ミスですね。今回トップグループを走ったメンバーとは、よく一緒に走っていて、どういう動きするか分かっていたから冷静になれましたが、これからは菊池(寛幸)さんや徳留(真紀)さんなどのベテラン勢が必ず加わってくると思うので、どう戦うか考えていかないと、そう簡単に表彰台には上れないと思う。もっと頭を使ってレースを組み立てるようにします』 |