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R2-1 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ
第5戦もてぎスーパーバイクレース
[決勝レース公式大会公式レポート]

1999.06.13(日)
6.17(木)掲載


伊藤真一(ホンダ)危なげない走りで今季2勝目。
8耐3連覇へ向け弾みを付ける

梅雨の最中とはいえ快晴の下、全日本ロードレース選手権第5戦が栃木県、ツインリンクもてぎで開催された。スーパーバイククラスでは、第1戦から勝ちに見放されていたディフェンディングチャンピオン、伊藤真一(ホンダ)が今季2勝目を上げ、ランキング3位に浮上した。GP125クラスでもディフェンディンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)が今季2勝目を上げ、ランキングトップに立った。またGP250クラスでは、松戸直樹(ヤマハ)の5連勝を加藤大治郎(ホンダ)が阻止、1年7カ月振りの優勝を果たした。


●SUPERBIKE/S-NK

「混戦を制して、伊藤真一(ホンダ)が今季2勝目 ランキング3位に浮上」

 予選4番手の芹沢太麻樹(カワサキ)が好スタート。これに、第3戦筑波、第4戦鈴鹿とノーポイントに終わっている昨年のチャンピオン、伊藤真一(ホンダ)がポールポジションから続く。芹沢、伊藤、予選2番手の井筒仁康(カワサキ)、3番手の吉川和多留(ヤマハ)、予選7番手の梁明(スズキ)がトップグループを形勢する。この中から梁が順位を上げ、4周目にはトップに躍り出た。6周目に伊藤が2位に上がり、9周目、5コーナーで梁を抜き、再びトップに立った。この直後、トップグループに異変が起きた。伊藤を再び追撃していた梁が突然のスローダウン。エンジントラブルで戦列を離れてしまった。これで伊藤は単独のトップとなり、2位以下とわずかなアドバンテージを持った。この2位争いに、後ろから玉田誠(ホンダ)が追いつき、第2グループは井筒、吉川、玉田の4人となる。

 しかしレース後半、第2グループが伊藤に追いつき、逆に玉田が遅れはじめた。18周目、吉川が芹沢をかわし3位に上がり、伊藤、井筒、吉川の優勝争いとなった。チャンピオンの意地を見せた伊藤は井筒と吉川の追撃を振り切り、そのままチェッカー。今季2勝目を上げ、ランキングも3位に浮上した。

ライダーコメント:

  • 優勝 伊藤真一:予選が終わって、このレースは大変なレースになると思った。梁のペースが落ちた時、ここで前に出て、自分のペースで走ろうと決めた。最終ラップ、どうなるかと思っていたが後ろを見ないで走っていた。前2戦で失敗しているので、このレースはなんとしても勝ちたかった。8耐、そして後半戦へ向け頑張りたい。
  • 2位 井筒仁康:今までケガの影響でまともなレースをしていなかった。今回は落ち着いて行こうと思った。太麻樹(芹沢)を抜いてからは前にいるのは伊藤さんだけだった。付いていくのには余裕があったが、抜くのは難しかった。取り合えず満足している。前半戦が終わって気持ちを8耐に切り換えられる。柳川(明)と二人で勝ちたい。
  • 3位 吉川和多留:GP250のレースを見ていて、全体にタイムが落ちていたのでチャンスはあると思った。抜くポイントがないので、前に出るのにかなり手間取った。まだまだ不安な部分はあるが、速いマシンになるはずだ。辻村(猛)も調子がいいので、8耐は期待してほしい。悪くても表彰台をねらっている。

●GP250

「加藤大治郎(ホンダ)1年7カ月振りの優勝で松戸直樹(ヤマハ)の5連勝を止める」

 ここまで4連勝の松戸直樹(ヤマハ)をだれが止めるのか、第5戦の焦点はそこに集まった。1コーナーに最初に飛び込んだのは、松戸を抑えて予選2番手からスタートした加藤大治郎(ホンダ)。しかし、2コーナーでは松戸が並びかけ、1周目からこの二人の激しいバトルが展開された。ポールポジションを獲得した嘉陽哲久(TSR)はやや遅れたが、ヘアピンで二人のすぐ後ろに追いついた。ここから3台による激しいトップ争いが始まった。まず9周目、3コーナーの進入で加藤が松戸を抜き、トップに浮上、12周目のS字入口で松戸が抜き返す。すぐさま加藤が前に出ると、今度は15周目に嘉陽がトップに浮上するといった目まぐるしい展開だ。松戸、加藤、嘉陽の順で迎えた最終ラップ、ダウンヒルストレートから90度コーナーの進入で加藤が松戸をパス、そのままチェッカーを受け、1年7カ月振りの優勝となった。第2グループの4位争いは中冨伸一(ホンダ)、宮崎敦(ヤマハ)、大崎誠之(ヤマハ)、山口辰也(ホンダ)の4人が、コンマ5秒差でゴールした。

 松戸はこのあと、カタルニアGP、オランダGPへのスポット参戦する。

ライダーコメント:

  • 優勝 加藤大治郎:事前テストでタイムが出ていたので、今回は行けると思っていた。今までバトルができなかったので、今日は負けてもいいから、バトルがしたいと思っていた。久しぶりの優勝だが、あまり実感がない。
  • 2位 松戸直樹:バトルをしていたので、レース中は楽しかった。スタートが良かったので逃げようと思ったが、できなかった。何回か抜かれたが、最終ラップは一気に抜かれたので、諦めた。グランプリ参戦は思いっきり走ってくる。
  • 3位 嘉陽哲久:今まで抜きつ抜かれつというレースがなかったので楽しかった。ストレートが長い部分では離されていたので、もっとコーナーで頑張らなければと思う。かなり難しいが、1回くらいは勝ってみたい。

●GP125

「仲城英幸(ホンダ)が今季2勝目でランキングトップに立つ」

 ディフェンディングチャンピオンの仲城英幸(ホンダ)は、開幕戦で優勝して以来、常にその速さはアピールするものの、結果に結びついていない。第2戦はノーポイント、3戦4戦は転倒後再スタートして辛うじてポイントを獲得し、ランキング3位。今回、今シーズン2回目のポールポジションから2勝目を狙う。スタートで飛びだしたのは、予選3番手の上江洲克次(ヤマハ)、これに予選4番手の中村実(ホンダ)、これまで2勝してランキングトップの菅谷慎一(ホンダ)が続き、仲城はやや遅れる。しかし仲城は激しい追い上げで3周目には上江洲の真後ろに付けた。4周目、3位争いを展開していた中村と菅谷が4コーナーで絡んで転倒。その直後に、仲城が上江洲をかわしてトップに立った。仲城はこのまま首位をキープし、2分2秒台前半のハイペースで上江洲との差を広げ、安定した走りで今季2勝目をを上げた。これで仲城はランキングトップに立ち、上江洲も3位に上がった。3位争いは17歳のルーキー青山博一(ホンダ)と藤岡祐三(ホンダ)、仲城のチームメイト柚木伸介(ホンダ)の3台。青山がこのバトルを制して今シーズン2度目の表彰台を得た。

ライダーコメント:

  • 優勝 仲城英幸:これまで3戦、転倒が続いているので、今回はコケたらいけないと気をつけていた。前に誰かがいるとつい抜きたくなるので、まず完走することを目標にしていた。今年もぜひチャンピオンを取りたい。
  • 2位 上江洲克次:最高速付近でまだ煮詰めが足りなくて、競ると辛くなると思ったので、スタートで飛び出して逃げるつもりだった。いいタイヤができて、車体回りはセッティングが煮詰まってきた。シーズン後半に期待してほしい。
  • 3位 青山博一:もてぎのコースは今回が初めて。予選の1回目で転倒して首と足を傷めていた。チーム監督から『若いのだからガンガン行け』と言われて、何も考えずに思いっきり走った。難しいと思うが、一度勝ってみたい。

■開催日:6月12日(土)・13日(日)
■天候:6月12日(土)/晴・13日(日)/晴
■開催場所:ツインリンクもてぎ(4.801379km)
■入場者数:6月13日(日)/11,000人


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