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R2-1 第5戦
もてぎスーパーバイクレース
ツインリンクもてぎ(栃木県)

2000.06.23(金)-25(日)


R2-1 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦

■開催日/予選:6月24日(土)、決勝:6月25日(日) ■天候/予選:雨、決勝:曇り■開催場所/ツインリンクもてぎ(4.801379km)■観客数/予選:3,500人、決勝:11,000人

井筒仁康(カワサキ)が3連勝
絶好調で鈴鹿8時間耐久に臨む

梅雨の真っ只中、栃木県、ツインリンクもてぎで行なわれた全日本ロードレース選手権第5戦。公式練習の行なわれた金曜日から雨が降り出し、時折、霧がコースを覆う悪天候。決勝日は、朝まで降っていた雨が上がり、全クラスほぼドライ路面で行なわれた。スーパーバイクでは、第3戦筑波、第4戦鈴鹿200kmと2連勝を続けている井筒仁康(カワサキ)が独走で3連勝を飾り絶好調ぶりを見せつけた。250では、17歳の青山博一(ホンダ)が全日本初優勝、125は前戦鈴鹿に続いて柚木伸介(ホンダ)が2連勝、タイトル争いで大きくリードを広げた。



予選レポート


■スーパーバイク
 前戦の鈴鹿でも雨の中ポールポジションを獲得した梁 明(スズキ)が速さを見せた。予選1回目、霧雨の中で雨足の弱いうちにタイムを出しておこうという梁のねらいが当たり、2分02秒869をマーク。これに、セッション終了間際に芹沢太麻樹(カワサキ)、玉田誠(ホンダ)、伊藤真一(ホンダ)がタイムを詰めた。午後の予選2回目は雨が強くなり、予選1回目よりコンディションは悪くなる。このセッションでトップタイムをマークしたのは山口辰也(ホンダ)だったが、梁の午前中のタイムには及ばなかった。梁は、マシンセッティングに専念していた。また、現在、ランキングトップの井筒仁康(カワサキ)は予選5番手だったが、金曜日の公式練習ではトップタイムをマーク。レインコンディションでも好調ぶりを発揮していた。



■GP250
 午前中の予選1回目は、関口太郎(ヤマハ)が常にリーダーボードのトップに立ち、12周目に記録した2分06秒105でポールポジションを獲得。これにランキングトップの中冨伸一(ホンダ)が2分06秒836で続いた。3番手にここのところ雨の走行では上位に顔を出している17歳の清成龍一(ホンダ)が入り、稲垣誠(TSR)、畠山泰昌(TSR)、中須賀克行(ホンダ)、亀谷長純(ヤマハ)までが7秒台をマーク。予選2回目には雨足が強くなり、嘉陽哲久(ホンダ)、中冨、酒井大作(NER)、興梠義則(ホンダ)など、転倒者が続出した。ランキング8位の興梠は予選落ちを喫している。結局、午前中のタイムを更新した者はほとんどなく、予選1回目のタイムでグリッドが決定。関口が、全日本で初めてポールポジションを獲得した。



■GP125
 55台が出走し、2グループに分かれて行なわれたGP125クラスの公式予選。Aグループでは、1回目の予選で仲城英幸(ホンダ)が2分13秒050をマーク。これに星野知也(ホンダ)、菊池寛幸(ホンダ)と続いた。Bグループでは、第3戦筑波で初優勝を達成し、ランキング2位につけている17歳の小山知良(ヤマハ)がトップタイム。2番手に藤岡祐三(ホンダ)、3番手に加藤直樹(ホンダ)がつけた。予選2回目は、ややコンディションが悪くなったため、仲城のタイムを上回る者はなく、仲城英幸が第4戦鈴鹿に続き、2戦連続でポールポジションを獲得した。AグループとBグループでコンディションが異なったため、グリッドは各グループの頭取りで交互に並ぶことになり、仲城、小山、星野、藤岡の順で、フロントロウにつけた 。



決勝レポート


■スーパーバイク
井筒仁康(カワサキ)が3連勝 芹沢太麻樹(カワサキ)が2位に入賞してカワサキワンツーフィニッシュ

 予選2番手の芹沢太麻樹(カワサキ)が好スタート、これに2列目から井筒仁康(カワサキ)が続き、カワサキの2台が序盤からレースをリードする。カワサキの二人に玉田誠(ホンダ)が追従し、3台によるトップグループを形成、2周目にはセカンドグループとの差を2秒以上にしていた。セカンドグループは、加賀山就臣(スズキ)を先頭に、伊藤真一(ホンダ)、梁 明(スズキ)の3人。4周目にはこのセカンドグループに吉川和多留(ヤマハ)が加わる。トップ争いは、2位の井筒が何度か芹沢の前に出るが、芹沢も譲らず、激しいバトルを繰り広げていたが、5周目、V字コーナーで井筒が前に出ると、芹沢との差を広げていった。1分53秒台で逃げる井筒に対して、芹沢と玉田は54秒台で続く。セカンドセカンドグループでは、13周目に伊藤が、15周目には梁も加賀山を抜いて芹沢と玉田を追い始めた。16周目、伊藤は玉田をかわして3位に浮上、2位の芹沢に急迫する。その伊藤に梁も接近、20周目には3台がテールtoノーズの争いとなった。21周目、ヴィクトリーコーナーで梁がコースアウト、転倒せずにコースに復帰したが、6位まで順位を落としてしまった。芹沢は最後に伊藤を抑えて今季初表彰台の2位。井筒は独走で3連勝、カワサキのワンツーフィニッシュとなった。


ライダーコメント

  • 優勝 井筒仁康:
    フロントロウのスタートが遅かった。前に太麻樹(芹沢)がいたので、二人で絡んで、後ろを抑えられればと思っていた。事前テストから調子はよかったが、雨のレースになると、ほかのチームとのアドバンテージがなくなってしまうので、ドライのレースでよかった。このままの調子で8耐を迎えたい。
  • 2位 芹沢太麻樹:
    前戦の鈴鹿からサスペンションを変えて、いいセッティングが出てきた。シーズン前から自分自身の調子はよかったが、最近、思いっ切り乗れるバイクに仕上がってきた。このクラスは駆け引きできるほど甘くなく、抜かれたら抜き返すようにしている。井筒君と同じタイヤを使っていたので、今日は僕の負け。
  • 3位 伊藤真一:
    今日、初めて履くタイヤで、決勝レースに臨んだ。マシンとタイヤのマッチングが、まだうまく取れていない。8耐になればミシュランユーザーが増えるので、タイヤセレクトの幅が広がってくるはず。タイムは安定していたが、満足できる結果ではない。


■GP250
青山博一、17歳が独走で全日本初優勝を達成

 予選13番手からスタートした酒井大作(エンデュランス)がホールショット。これに嘉陽哲久(ホンダ)、中冨伸一(ホンダ)、関口太郎(ヤマハ)、小野寺貴行(ヤマハ)、稲垣誠(TSR)、青山博一(ホンダ)と続く。中冨がレースをリードするが2周目のS字コーナーで嘉陽がトップに立つ。4位につけていた青山が、4周目に中冨と酒井をかわし2番手に浮上。しかし6周目、3コーナーで中冨は激しい突っ込みを見せ、嘉陽、中冨の2台を一気にパス。これに乗じて、亀谷長純(ヤマハ)も2位に上がり、続く7周目にはトップに立つ。しかし、このとき3位につけていた青山が中冨、亀谷をかわし先頭に立つと、ファステストラップをぬりかえながら、独走態勢を築いていく。このまま青山が全日本初優勝を達成。2位争いは、後方から追い上げてきた畠山泰昌(TSR)が中冨と一騎打ちを展開。最終ラップで前に出た畠山が中冨を抑えた。4位に嘉陽、5位には、5台の6位争いから抜け出してきた宮崎敦(ヤマハ)が入った。


ライダーコメント

  • 優勝 青山博一:
    前回の鈴鹿からいい感じだったので、ドライコンディションになればトップグループに絡めると思った。全日本でやっと勝つことができたし、トップを一人で走り切れたことが自信になった。
  • 2位 畠山泰昌:
    最終ラップは、90度コーナーで中冨君が遅かったのでねらっていた。しかし、金曜、土曜と雨だったこともあり、自分の走りができなかった。マシンは問題なかったので、ライダーの責任。
  • 3位 中冨伸一:
    青山くんに追いつこうと思って走っていたが、ペースを上げることができず、辛いレースだった。事前テストからうまくいっていなかったので、次回は、マシンを仕上げて頑張る。


■GP125
柚木伸介(ホンダ)が2連勝 仲城英幸(ホンダ)と菊池寛幸(ホンダ)が鈴鹿に続いて転倒

 ホールショットは2番グリッドの小山知良(ヤマハ)、これに仲城英幸(ホンダ)、菊池寛幸(ホンダ)、柚木伸介(ホンダ)が続く。仲城と菊池、柚木は小山をかわして3台のトップグループを形成。これに、藤岡祐三(エンデュランス)、加藤直樹(ホンダ)、さらには山本武宏(ホンダ)が小山をかわして続く。3周目、5コーナーで菊池が仲城を抜いてトップに立つが、仲城も譲らず、何度か順位を入れ換え、5周目の1コーナーでその座を奪い返した。その周、藤岡が柚木を抜いて3位にあがり菊池のテールに張りつこうとするが、7周目に加藤が3位にあがるなど、3位争いも目まぐるしく展開される。12周目、今度も5コーナーで菊池と藤岡が仲城を抜くが、仲城は90度コーナーで藤岡を差し返す。そして13周目、菊池にプレッシャーをかけていた仲城が、1コーナーの進入で菊池に接触、二人とも転倒してしまった。これでトップ争いは藤岡、柚木、山本、加藤の4人。最終ラップの1コーナーで柚木が藤岡をかわしてそのまま逃げ切り、2連勝を達成した。


ライダーコメント

  • 優勝 柚木伸介: 
    ドライのデータがなかったので、レース序盤はついていくのが精一杯だった。しかし、ストレートが速かったので、藤岡さんに勝つことができた。ランキングトップで前半戦を終えるなんて、ドキドキする。
  • 2位 藤岡祐三: 
    菊池さんと仲城さんがいなくなって、そのまま逃げたかったが、前に出たら、ペースを上げられなくて辛かった。最後の90度コーナーで勝負と思っていたが、黄旗が出ていたので、勝負もできず終いだった。
  • 3位 加藤直樹:
    今回は、トップグループに離されないことが目標だったし、それができて、すごく勉強になった。メカニックと、少しでも速く走ろうと協力してきた結果が出せてうれしい。次回は、もっと上をねらいたい。



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