R2-1 第5戦
もてぎスーパーバイクレース
ツインリンクもてぎ（栃木県）

2000.06.23(金)-25(日)

　金曜日の公式予選からレインコンディションとなった全日本第5戦もてぎ。予選では、前回も雨の中ポールポジションを獲得した梁明が速さを見せた。予選1回目は、霧雨の中でのタイムアタックとなったが“雨足の弱いうちにタイムを出しておこう”と思った梁のねらいが今回も当たり、2分02秒869をマーク。これに、セッション終了間際にタイムアップした芹沢太麻樹、玉田誠と続き、伊藤真一が4番手と続いた。

　予選2回目は、雨が強くなり、予選1回目よりコンディションは悪くなる。このセッションでトップタイムをマークしたのは、山口辰也だったが、梁の午前中のタイムの3秒落ちだった。予選1回目でトップタイムをマークした梁は、マシンセッティングに専念。2戦連続でポールポジションを獲得することになる。

「前回とコンディションが似ていたので、午前中にタイムを出して、午後はセッティングに専念した。決勝はドライコンディションになると心配なところがあるけれど、雨ならば、スタートから飛び出してレースをリードできると思う」(梁　明)

　また、現在、ランキングトップの井筒仁康は、予選は5番手だったが、金曜日の公式練習ではトップタイムをマーク。レインコンディションでも好調ぶりを発揮していた。チームメイトの芹沢も調子を上げてきており、決勝は、梁とカワサキの二人を中心にレースが展開されそうだ。

[佐藤　寿宏]