2002年 R2-1 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦 文部科学大臣杯 筑波スーパーバイクレース 主催:筑波サーキット(2.070Km) 決勝レポート ■開催日/予選：5月11日(土)、決勝：5月12日(日) ■天候/予選:曇り・決勝：晴れ ■観客数/予選・決勝：14,800人
ポールポジションからスタートした嘉陽哲久(ヤマハ)がホールショットを奪い、小山知良(ヤマハ)、大崎誠之(ヤマハ)、宮崎敦(ヤマハ)、青山博一(ホンダ)と続いていく。小山は、オープニングラップの最終コーナーで嘉陽のインを取るが、クロスラインとなり嘉陽が再び前に出る。しかし、勢いに乗る小山は、すぐに嘉陽をかわしレースをリードしていく。3周目には、大崎が嘉陽をかわして2位に、青山が宮崎をかわして4位に、それぞれポジションを上げる。青山は、さらに嘉陽をかわして3位に上がると、大崎を追う。
小山がトップを独走し始め、2位争いは、大崎と青山が繰り広げていた11周目。第1ヘアピンで、青山が転倒。後続の雨宮浩二(ヤマハ)も転倒するアクシデントが発生。コース上にバイクが残っていたため、赤旗が提示されレースは中断。9周目終了時のタイムと、21周で行われる第2ヒートとの合算タイムで争われることになった。
第2ヒートでは再び小山はトップに立ち、大崎、嘉陽、横江竜司(ヤマハ)と続く。嘉陽は、第2ヒートでは見違える速さを見せ、5周目にはトップに立つ。嘉陽は、そのままトップでゴールするが、合計タイムでは3位。小山は、冷静に2番手でゴールし2連勝を飾った。前回トラブルでリタイアした大崎は、総合2位となった。以下、横江が4位、青山が5位、高橋裕紀(ホンダ)が6位と続いている。
●ライダーのコメント
優勝 小山知良(SP忠男レーシングチーム／TZ250): 筑波はゲンのいいサーキットなんで勝ちたいと思っていた。第1ヒートで57秒台に入っていたし、2位の大崎さんに2秒の差をつけていたので、とにかく転ばないように集中して走っていた。できれば、中断なしで勝ちたかったですね。
2位 大崎誠之(SP忠男レーシングチーム／TZ250): 今回のレースはかなり苦しかった。予選、朝フリーと3回も転倒していたので…。レースの後半になってペースがつかめてきたけど、前回、ノーポイントだったし、小山くんを抜くまではいけなかった。悔しいですけど、今回は2位で満足しておきます。
3位 嘉陽哲久(HITMAN RC甲子園YAMAHA／TZ250): スタートで前に出たんだど、ペースを上げるのが難しい状況だった。第2ヒートでセッティングを変えたらバイクがよくなった。トップとのタイム差より、とにかく全開で走ることしか考えなかった。悔しいけど、もし中断がなかったら表彰台にも上がれなかったと思う。また、次回頑張ります。
