優勝/シリーズチャンピオン 高橋裕紀
今回はレース展開が読みづらくて、密かにスタート失敗すればいいと思っていた。そうすれば追い上げるだけですからね。実際は、うまくスタートが決まってトップに立てたので、いくだけいこうと思っていた。2周目の1コーナーに入るときに、周平のバイクの影が見えたので、もっと速く走らなければと思ってペースを上げた。マシンの方は、セッティングが決まり過ぎて、最後までもつか心配になるほどだった。スタート前は後続とのタイム差をサインボードで出してくれると言っていたのに、レースが始まったら全く出してくれなかった。それはメカさんたちの“最後まで全力で走れ”というメッセージだと思ったので、その通りに走った。やり残したことは今はないと思うけど、去年ケガしたのに、今年も同じことをしてしまった。そのときにチーム全体があきらめてなかったので、自分もそうゆう気持ちになれた。チャンピオンになれたのは、SUGOの5位という結果が大きかったですね。
2位/青山周平
オープニングラップが終わって、1コーナーで裕紀君を抜こうとしたら黄旗が出ていたので、抜くことができなかった。普通に後ろにいたら、裕紀君についていけないと思ったので、ペースを乱そうと思って早めに仕掛けようと思っていた。セットアップもそうなんですけど、タイヤに使い方ももっと勉強しないと、今以上のレベルにはいけない。裕紀君がケガしたレースで1勝でき、安定して表彰台には上がれたけど、もっとスピードを身につけないといけない。
3位/徳留真紀
グランプリでは優勝を何度もして、タイトル争いまでしたんですけど、全日本に帰ってきて、勝てるベースをなかなか作ることができなかった。気持ちの切り替え、スタッフ、メーカーの協力がないと勝てない。そうしているうちにケガをしてしまった。開幕前の足のケガはまだ治っていない。けっこう大きいケガだったので、まだ筋肉がついていない状態。その状況を考えたら3位という結果はよかったと思う。開幕前から調子はよかっただけに、悔しいシーズンになってしまった。来年は、全日本で勝って、グランプリに戻りたいです。
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