冷たい雨のサバイバルレースとなった開幕戦。青山周平との一騎打ちを制した高橋江紀が劇的なデビューウィンを飾った。ここでルーキーに敗れる屈辱を味わった青山は、今回の筑波には勝つことはもちろん、コースレコードの更新も実現しようとしていた。その意気込み通り予選1回目から57秒台をマーク。予選2回目でも、単独でタイムアタックし、57秒468をたたき出した。中野真矢の持つコースレコードには惜しくも届かなかったが、堂々のポールポジション。「マシンがいいから、これぐらいのタイムが出てあたりまえです。グランプリだったら3列目のレベルだと思うし、常に上を見て走っていきたい。まだセッティングを詰める部分が残っているし、さらによくして決勝では一度でもいいから56秒台に入れたい」とすでにライバルは自分自身と言う感じだ。
2番手につけたのは横江竜司。開幕戦も周平に対抗する最右翼と見られていたが、トップを独走しながら転倒。タイトルを獲得するためにも今回は周平に勝つことはもちろん、勝って、できるだけポイント差を詰めておきたいものだ。3番手にはバーニングブラッドRTの高橋巧がつけ、初めてフロントロウ。4番手に徳留真紀が続き、前回のウィナー高橋江は5番手と、2列目からスタートする。「テストもできているので、だいぶ250に慣れてきました。スタートに集中して青山さんについていきたいです」と高橋江。ベテランの及川誠人、RC甲子園の佐藤裕児、MINEで初めて表彰台に上がった秋谷守と続き、ここまでがセカンドロウ。
決勝は周平が逃げ、横江、高橋江らが、どこまでついていけるかがカギとなる。周平の独走なるか!? それを阻止できるライダーは??。
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