ポールポジションからスタートした辻村猛がホールショットを奪い、手島雄介、安田毅史、生形秀之、沼田憲保、高橋英倫、寺本幸司、奥野正雄と続いていく。1コーナーでは、酒井大作、山本琢磨、宇井陽一、加藤直樹がクラッシュするアクシデントが発生。徳留和樹もこのアクシデントに巻き込まれてコースアウトしてしまい遅れてしまう。
辻村はオープニングラップからハイペースで周回を始め、これにチームメイトの手島、そして安田が必死についていくが、生形以下の集団はついていけない。辻村は4周目に予選で自らが樹立したコースレコードを上回る58秒678をマーク。手島との差をジリジリ開いていく。2位を走る手島のペースも速く、安田を引き離していき、この3台が等間隔で続いていく。
4位以下は13台の大混戦となっており、この中から奥野が順位を上げ集団のトップに立つ。トップを走る辻村は、その後も59秒台で周回を重ね独走でチェッカーフラッグを受け、今シーズン初優勝を飾る。チームメイトの手島が2位に入り、TSRが1-2フィニッシュ。3位に安田が入り表彰台の一角を占めた。熾烈を極めた4位争いは、18周目に生形が第2ヘアピンで転倒して脱落。レース終盤に奥野をかわした鶴田竜二が制した。奥野が5位となり、以下、高橋、沼田、宮崎敦、大崎誠之、寺本と続いてチェッカーフラッグを受けた。
辻村はこの勝利でランキングトップに浮上。安田、手島が1ポイント差で続き、この3人が一歩抜きん出た状態となった。開幕戦のウィナー徳留は、結局リタイアに終わり、今回はノーポイント。ランキングも5番手に下がっている。
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