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SUPERBIKE RACE in MINE


JSB1000
GP-MONO

文部科学大臣杯 2006年 MFJ 全日本ロードレース選手権シリーズ第1戦 SUPERBIKE RACE in もてぎ
主催:ツインリンクもてぎ(4,801m)
予選レポート
DATE:2006-4/1

波乱の2006年シーズン いよいよ開幕!
ヨシムラとホンダドリームがフロントロウを分ける

 約半年のシーズンオフを経て、2006年シーズンがツインリンクもてぎで開幕した。すでに報道されているように、今年はいくつか大きな変化があり、注目すべきポイントが多い。まず、昨年のチャンピオン、伊藤真一がKEIHIN KoharaR.T.という新しいチームから参戦することになった。独自のチームを立ち上げ、また新しいスポンサーを得て、タイトル防衛をねらう。マシンはホンダ、タイヤはブリヂストンで変わらず。

 一番大きな動きは、昨年の後半戦から参戦を開始して注目を浴びた秋吉耕佑(ヨシムラスズキwithJOMO)とスズキのエース渡辺篤(ヨシムラスズキwithJOMO)のコンビが、タイヤをダンロップからブリヂストンに換えたことだ。昨年は、チャンピオン伊藤をはじめ、ホンダ&ブリヂストンの組み合わせが強かった。ダンロップは苦戦を強いられていたのだ。そのダンロップとヨシムラが決別を果たした。これは事件と言える。開幕戦でのヨシムラの二人には注目が集まる。新人の抜擢もある。SBKに参戦を開始した中冨伸一の後任としてヤマハトップライダーの重責を担った中須賀克行(YSP&PRESTOレーシング)、ホンダドリームチームに抜擢された徳留和樹(ホンダドリーム無限RT)の二人は、これまで以上の体制でレースに参戦することになる。こういうきっかけで、大化けするライダーが、これまでも大勢いた。彼らの今シーズンにも注目だ。
開幕戦ということもあり、木曜日からフリー走行が組まれ、開幕の熱は徐々に高まっていた。金曜日のフリー走行では伊藤が転倒、大事には至らなかった。

 土曜日、エイプリルフールの4月1日、予選が午前・午後の2回行なわれた。午前中の予選1回目ではヨシムラスズキwithJOMOの2人が絶好調。トップタイムを渡辺が、2番手のタイムを秋吉がたたき出してヨシムラスズキがワンツー。渡辺は1分50秒995と、唯一1分50秒台をマークする。ホンダドリームチームは3番手に徳留、4番手に山口辰也とスズキに一歩、遅れをとった。

 午後の予選2回目。早々に秋吉が1分50秒961と渡辺の1回目のタイムを上回るタイムをマーク。しかし渡辺は秋吉に負けずに1分50分852と、さらにタイムを縮めてきた。山口も自己タイムを更新するが、1分51秒415と、徳留の前に出たものの、ヨシムラスズキチームには届かない。予選も残り5分を切ったところで山口に続く1分51秒472と4番手のタイムを出したのが中須賀克行(YSP&PRESTOレーシング)。しかし残り3分を切ったところで徳留が1分50秒947と、ヨシムラスズキの二人の間に割って入り2番手のタイムをマーク。山口も自身のタイムを縮めるが、1分51秒022と1分51秒の壁を越えることができず4番手タイム。そしてチェッカー。ヨシムラスズキの渡辺がポールポジション、ホンダドリームの徳留が2番手、ヨシムラスズキの秋吉が3番手、ホンダドリームの山口が4番手と、ヨシムラスズキ、ホンダドリームが順番にフロントロウに並ぶことになった

[青木 淳]

伊藤真一  

渡辺篤

   
秋吉耕佑   徳留和樹
   
   
   
   
   
 
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